TradingViewの使い方

iPhone版TradingView(トレーディングビュー)でMACDを設定する方法


iPhone版TradingView(トレーディングビュー)アプリで、MACDを設定する方法を紹介します。
MACDは移動平均線から派生したテクニカル指標で、相場の方向性や売買のタイミングを判断するのに役立ちます。
MACD(長短2本の移動平均線の差)とシグナル(MACDの移動平均線)の2本のラインと、その差を示すヒストグラムで構成され、メインチャート下のサブチャートに表示されます。
正式名称は「Moving Average Convergence Divergence」といい、日本語に訳すと「移動平均収束拡散法」です。

★image1_iPhone版TradingViewアプリで、MACDを設定する方法を紹介します

MACDをチャートに追加する方法

iPhone版TradingViewを立ち上げ、ボトムナビゲーション(画面の一番下)の「チャート」をタップします。

★image2_iPhone版TradingViewを立ち上げ、ボトムナビゲーション(画面の一番下)の「チャート」をタップ

チャート画面に遷移したら、下部にある「+」アイコンをタップ。

★image3_チャート画面に遷移したら、下部にある「+」アイコンをタップ

表示されるメニューの中から、「インジケーター」をタップします。

★image4_表示されるメニューの中から、「インジケーター」をタップ

次の画面で「テクニカル」をタップ。

★image5_次の画面で「テクニカル」をタップ

テクニカル画面に遷移したら「インジケーター」を選択し、一覧の中から「MACD(移動平均収束拡散)」をタップします。
画面右上の「×」アイコンをタップしてチャート画面に戻ると、MACDが表示されます。

★image6_テクニカル画面に遷移したら「インジケーター」を選択し、一覧の中から「MACD(移動平均収束拡散)」をタップ

MACDの設定画面の使用方法

設定画面は、サブチャート左上のインジケーター名、もしくは表示中のMACDのタップで出てくる歯車の形をした設定アイコンをタップすれば表示できます。

★image7_設定画面は、サブチャート左上のインジケーター名、もしくは表示中のMACDのタップで出てくる歯車の形をした設定アイコンをタップ

MACDの設定画面は、「パラメーター」「スタイル」「可視性」に分かれており、画面上部のタブで切り替えることができます。
全ての設定が完了したら「OK」をタップしましょう。
なお、「OK」の左側にある「…」アイコンをタップすると、設定のリセットや設定の保存が可能です。

「パラメーター」の設定内容

「パラメーター」では、表示するMACDの時間足や期間、算出に用いる価格の種類などを設定します。

★image8_「パラメーター」では、表示するMACDの時間足や期間、算出に用いる価格の種類などを設定します

①ファスト期間

MACDで使われる短期EMA(指数平滑移動平均線)の期間を設定します。
デフォルトの期間は「12」です。

②スロー期間

MACDで使われる長期EMAの期間を設定します。
デフォルトの期間は「26」です。

③ソース

MACDを算出する価格を選択します。
デフォルトの価格は「終値」です。

  • ・始値
  • ・高値
  • ・安値
  • ・終値
  • ・高値+安値の平均
  • ・高値+安値+終値の平均
  • ・始値+高値+安値+終値の平均
  • ・高値+安値+終値×2の平均

④Signal Smoothing

MACDで使われるシグナルラインの期間を設定します。
デフォルトの期間は「9」です。

⑤Oscillator MA Type

MACDラインの算出に使用する移動平均線の種類を選択します。
デフォルトの種類は「EMA」です。

  • ・SMA(単純移動平均線)
  • ・EMA(指数平滑移動平均線)

⑥Signal Line MA Type

シグナルラインの算出に使用する移動平均線の種類を選択します。
デフォルトの種類は「EMA」です。

  • ・SMA(単純移動平均線)
  • ・EMA(指数平滑移動平均線)

⑦時間足

どの時間足のMACDを表示するかを選択します。
デフォルトは「チャート」で、その場合はチャートに表示中の時間足のMACDが表示されます。

  • ・チャート
  • ・1秒
  • ・5秒
  • ・10秒
  • ・15秒
  • ・30秒
  • ・1分
  • ・2分
  • ・3分
  • ・5分
  • ・15分
  • ・30分
  • ・45分
  • ・1時間
  • ・2時間
  • ・3時間
  • ・4時間
  • ・1日
  • ・1週
  • ・1月
  • ・3月
  • ・6月
  • ・12月

⑧時間足の確定を待つ

⑦で決めた時間足が、表示されているチャートの時間足よりも上位だった場合に、MACDのデータを更新するタイミングを設定します。
「時間足の確定を待つ」にチェックを入れると、上位の時間足が確定するのを待って計算を行い、少し遅れてMACDのデータが更新されるようになります。

「スタイル」の設定内容

「スタイル」では、MACDのヒストグラムやラインの色、太さ、種類などを設定します。

★image9_「スタイル」では、MACDのヒストグラムやラインの色、太さ、種類などを設定します

①ヒストグラム

ヒストグラムの表示/非表示を設定します。
また、ヒストグラムの色や不透明度、太さ、種類を変更できます。

②MACD

MACDラインの表示/非表示を設定します。
また、MACDラインの色や不透明度、太さ、種類を変更できます。

③シグナル

シグナルラインの表示/非表示を設定します。
また、シグナルラインの色や不透明度、太さ、種類を変更できます。

④ゼロライン

ゼロラインの表示/非表示を設定します。
また、ゼロラインの色や不透明度、太さ、種類、値を変更できます。
デフォルトの値は「0」です。

⑤精度

MACDの値を小数点第何位まで表示するかを設定できます。

  • ・デフォルト
  • ・0
  • ・1
  • ・2
  • ・3
  • ・4
  • ・5
  • ・6
  • ・7
  • ・8

⑥価格スケールのラベル

価格スケールのラベルの表示/非表示を設定します。

⑦ステータスラインの値

ステータスラインの値の表示/非表示を設定します。

「可視性」の設定内容

「可視性」では、MACDの表示/非表示を時間軸ごとに設定します。
チェックボックスにチェックを入れた時間軸でのみMACDが表示される仕組みで、チェックをはずすと非表示に切り替わります。

★image10_「可視性」では、MACDの表示/非表示を時間軸ごとに設定します

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