TradingView（トレーディングビュー）でチャートパターン「上昇フラッグ」を設定する方法
TradingView（トレーディングビュー）でチャートパターン「上昇フラッグ」を設定する方法を紹介します（有料プランの「Premium」限定の機能です）。
このチャートパターンは、過去600本のバー上から上昇フラッグと呼ばれる特定のチャート形状の出現箇所を自動検出するインジケーターです。
チャートにセットすると、上昇フラッグが出現した場所に「Bullish Flag」と描かれたラベルが表示されます。
チャートパターンの上昇フラッグにはどのような設定があるのかを、ここで確認しておきましょう。
上昇フラッグとは
上昇フラッグは、相場の調整局面で出現しトレンド継続を示唆するチャートパターンです。
上昇トレンドの途中で一時的に高値と安値を共に少しずつ切り下げながらもみ合い、平行四辺形に近い形状を描きます。
旗（フラッグ）のような形を形成することから、そう呼ばれます。
最終的にフラッグの上値抵抗線を上に抜けた場合は、上昇トレンドに回帰する可能性が高いです。
このチャートパターンと反対の性質を持つのが、下降フラッグです。
上昇フラッグをチャートに追加する方法
TradingViewでチャート上にチャートパターンの上昇フラッグを追加する方法は次の通りです。
TradingViewを立ち上げ、チャート上部のツールバーにある「インジケーター」をクリック、もしくはチャートのローソク足の上で右クリック→「～でインジケーター／ストラテジーを追加」をクリックします。
インジケーターウィンドウが開くので、「テクニカル」→「パターン」から「Bullish Flag Chart Pattern（上昇フラッグ・チャートパターン）」をクリックします。
これで、チャートに上昇フラッグを表示できます。
なお、パターン画面内は「チャートパターン」と「ローソク足パターン」にカテゴリーが分かれており、「Bullish Flag Chart Pattern（上昇フラッグ・チャートパターン）」は前者にリストされています。
上昇フラッグの設定画面の使用方法
チャートパターンの設定画面は、「表示中のチャートパターンのラベルをダブルクリック」「チャート左上のチャートパターン名をダブルクリック」「チャートパターン名にマウスカーソルを合わせると出てくる歯車の形をした設定アイコンをクリック」のいずれかで表示できます。
他にもやり方はいくつかありますが、簡単なのはこの3つです。
上昇フラッグの設定画面は、「パラメーター」「スタイル」「可視性」に分かれており、画面上部のタブで切り替えができます。
全ての設定が完了したら、画面右下の「OK」をクリックしましょう。
なお、「OK」の左側にある「デフォ…」をクリックすると、設定のリセットや設定の保存が可能です。
「パラメーター」の設定内容
「パラメーター」では、表示する上昇フラッグのパラメーター、目標価格の表示／非表示、ラインや背景、ラベルの色などを設定します。
①Patterns
チャートに表示する下降ウェッジのステータス（価格とチャートパターンの状態）を設定します。
デフォルトは「すべて」です。
②Price target
目標価格の表示／非表示を設定します。
デフォルトは「すべて」で、非表示にすることも可能です。
③Permissible Deviation
上昇フラッグのライン（上値抵抗線・下値支持線）からフラッグ内のポイントの間の最大許容偏差を設定します。
デフォルトは「15」です。
④Max Rollback
フラッグ内の最大価格後戻り率を設定します。
フラッグポールの高さに対する割合（％）を設定します。
デフォルトは「50」です。
⑤In Progress
上昇フラッグを形成中の不完全なパターンを検出するかどうかを設定します。
デフォルトは検出する設定です。
⑥Price Line
プライスライン（値動きを示す線）の色や不透明度、種類、太さを変更できます。
⑦Flag
上値抵抗線・下値支持線の色や不透明度、種類、太さを変更できます。
⑧Background
上昇フラッグの背景色の表示／非表示を設定します。
また、背景の色や不透明度を変更できます。
⑨Labels
上昇フラッグのラベル（「Bullish Flag」）の表示／非表示を設定します。
また、ラベルの色や不透明度を変更できます。
「スタイル」の設定内容
「スタイル」では、上昇フラッグのラベル、背景色、ラインの表示／非表示などを設定します。
①Labels
上昇フラッグのラベル（「Bullish Flag」「Target」）の表示／非表示を設定します。
②LineFills
上昇フラッグの背景色の表示／非表示を設定します。
③Lines
上値抵抗線・下値支持線、プライスラインなどの表示／非表示を設定します。
④精度
インジケーターの値について、表示する小数点以下の桁数を設定する項目です。
「可視性」の設定内容
「可視性」では、上昇フラッグの表示／非表示を時間軸ごとに設定します。
チェックボックスにチェックを入れた時間軸でのみ上昇フラッグが表示される仕組みで、チェックをはずすと非表示に切り替わります。
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