TradingView(トレーディングビュー)の損益比率の計算ツールの使い方を紹介
TradingView(トレーディングビュー)では損益比率を簡単に計算することのできる、「ロングポジション」「ショートポジション」という描画ツールが装備されています。
このツールを上手く使うと、無駄なエントリーを繰り返してしまうポジポジ病の予防に役立てることができます。
無駄なエントリーを避けるために・・・。
ポジポジ病を回避するということは、無駄なエントリーを避けるということです。
トレードの前に一手間加えることで、この無駄なエントリーを避けることができるかもしれません。
無駄なエントリーとは?
無駄なエントリーとはどのようなエントリーを言うのでしょうか?
無駄なエントリーにも様々あると思いますが、一番多いのが、価格が動いているのを見て、あと少しでも利益を上げたいという気持ちから衝動的にポジションを持ってしまったというケースが多いと思います。
このようなトレードに関しては、無計画で持ったポジションが多く、とったリスクに対して、狙えるリターンが少ない場合が多いという傾向があるようです。
初心者の方に多いのが、このようなリスクとリターンのバランスの悪いトレードを繰り返し、一度の失敗で、比較的大きい損失が発生し、リズムが狂ってしまうパターンです。
また、この損失を取り戻すために、さらに効率の悪いトレードを繰り返してしまう人も少なくないと思います。
リスクとリターンの比率(リスクリワード比率)が悪いトレードは、相当な勝率でない限り、繰り返していると、統計上、マイナスに陥ってしまう可能性の高いものです。
リスクリワード比率の悪い取引 = 繰り返すと統計上マイナス = 無駄なエントリー
このリスクリワード比率の悪いトレードを避けるためのツールがTradingViewの損益比率計算ツールです。
シンプルなツールですが、エントリーをしようと考えたときに、このツールを使い、次の2つの項目をトレードする前に確認すると、リスクリワード比率の低い無駄なエントリーを減らすことができるようになります。
①そのトレードの利益確定(ターゲット)、損切りはどの水準ですか?
エントリーする前に、どの水準がターゲットで、どの水準まで逆行したら損切りをするかを考えていない方は、エントリーをする前に一度考えてみましょう。
これを考えることができれば、相場が逆行したときに、損切りできないという初歩的なミスを回避しやすくなるほか、利益確定しそこない、結局戻ってきてしまって、含み益を吐き出してしまうようなことが少なくなります。
②そのトレードのリスクに対してのリターンはバランスのとれたものですか?
利益確定、損切りの水準を確認することができるようになったら、損益計算ツールを用いて、損切りに対し、得ることができる利益がどのくらいかについてチェックをします。つまり、そのトレード自体が意味のあるトレードなのかを考えるということです。
仮に、少ない利益に対して、大きなリスクを取ってしまっているようであれば、たとえ勝率がそれなりに高いトレードだとしても、継続しているとマイナスに陥ってしまう可能性があります。
トレード前に利益確定、損切りの水準をチェックし、割りに合わないトレードであることが判明した場合はエントリーを見送るという選択肢が浮上します。
これをしっかりとチェックしそのトレードが無駄なトレードかどうかを確認することができれば、無駄なエントリーを減らすことができるようになります。
TradingView(トレーディングビュー)の損益比率計算ツールを使う
TradingViewの損益計算ツールを使うと簡単に、損益の比率を計算することができます。
使い方は簡単です。
チャート左側のツールバーの中から、「ロングポジション(買いポジションを持った場合を計算)」または「ショートポジション(売りポジションを持った場合を計算)」を選択します。
ツールを選択後、チャート上のエントリーを想定している水準でクリックし、ターゲット水準、逆指値水準を調整します。
すると、画面中段の「リスク/リワード比:」のところで損益比率を確認することができます。
ちなみに、この数値が1を超えていると、利益の方が損失に対して大きく、1を下回っていると損失の方が利益よりも大きいトレードであることを示しています。
また、設定画面から、細かい設定を行うことができます。
設定画面はツールの上で右クリックし「設定」を選択すると表示されます。
「パラメータ」タブで「エントリー価格」「利益水準(利益確定水準)」「ストップ水準」の価格が指定できます。
また、「口座サイズ」で口座の資金を設定し、「リスク」の部分でこのトレードで口座の金額に対して何%のリスクをとるかを指定し、指定した「ストップ水準」の場合に保有できる最大数量を計算することができます。
【ロングポジションの設定ツールの「パラメータ」タブ】
例えば、図のように、口座サイズ(口座の金額)10万円、リスクを口座資産に対し2%とした場合の例を見てみましょう。
154.000で売りでエントリー、損切り155.000、ターゲット153.000とすると、最大で2000通貨までのポジションを持てるということになります。また、その取引数量で取引を行った際の利益確定時、損失確定時の想定口座残高も上下で確認することができます。
また、「スタイル」のタブ では色の設定等の表示の設定を行うことができます。
【ロングポジションの設定ツールの「スタイル」タブ】
このツールで計測した水準でそのまま注文することができる機能が追加されました。
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