TradingView(トレーディングビュー)で金融占星術指標を表示する方法
TradingViewのプラン=全プラン対応
対象読者=中級以上
金融占星術とは
金融占星術とは金融市場で使われる占星術の技法ですが、分析する対象が人か市場かの違いだけで技法自体は同じです。ただ、性格や相性といった人を占う場合に比べると、より天文学的な要素が多いことが特徴です。また相場の日柄を分析することがメインとなりますので、サイクル分析しやすい技法が多いと言えます。
金融市場でも新月満月のサイクルを見る人は多いのですが、昨年は新月満月のサイクルがNYダウにあてはまることが多かったことで、TradingViewにもデフォルトで搭載されているMP(ムーンフェイズ)を使って新月・満月を表示していた例をしばしば見かけました。
fnancial astrologyで検索
TradingViewではコミュニティスクリプトの中に多くの金融占星術指標が公開されていることを知らない方が多いと思いますが、financial astrologyと入れると以下のように大量に出てきます。
ほぼ全てがcitlaomという方のアップですが、一定数の利用者がいることもわかります。
今回はこの中から上から3つ目のMoon Declinationを取り上げます。
月の赤緯
Moon Declinationというのは月の赤緯の変化です。衛星である月が地球を好転する軌道は傾いていますので、北半球から南半球また北半球と赤緯の変化も新月満月のサイクルと同様にほぼ1か月の間で最北から赤道を通過して最南、最南から赤道を通過して最北というように動いていきます。この赤緯の変化を表示してみましょう。
ドル円日足チャートのサブチャートにMoon Declinationを表示しますが、色は見やすくするために黄色から赤に変更しました。
何を見るのかですが、月の赤緯が0度(=赤道通過)のタイミングを見ます。常にではありませんが、ドル円の転換が月の赤緯0度±1営業日で起こることが多いため、注意すべき日柄のひとつと言えます。私自身も月の赤緯0度の日はドル円の変化日になりやすいということをよく言っています。
TradingViewの仕様で未来にテクニカル指標を表示できないのが残念ですが、プラネタリウムソフトで有名なアストロアーツのサイトでいつ月が赤道を通過するのかを調べることもできます。
カレンダー内で「月が赤道通過」と書いてある日がそれにあたります。
本記事の監修者・山中康司氏
- 1982年慶応義塾大学卒業後、アメリカ銀行に入行。トレーディング業務に従事し、1989年バイスプレジデント。
- 1997年日興証券に移り、1999年日興シティ信託銀行為替資金部次長。
- 2002年金融コンサルティング会社アセンダントを設立、取締役に就任。
- 2019年よりTradingView日本マーケットの責任者。
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