非時系列系のポイント&フィギュア
1.非時系列系チャートの代表
ポイント&フィギュアは、時間と出来高を考慮せず、値動きのみから作られる非時系列系チャートの代表格です。ローソク足のような時間の経過に伴い新しい足が形成される時間軸チャートとは異なり、価格に一定の動きがなければチャートは変化しません。純粋に値動きのみに着目するため、価格の方向性が分かりやすいのが特徴です。それゆえ、エントリーのポイントを探るのに向いているものといえます。
画像1/ポイント&フィギュア
ちなみに、ポイント&フィギュアはMT4/ MT5に標準搭載されているわけではなく、カスタムインジケーターを入手する必要があります。OANDAラボでは、MT4/ MT5に対応したポイント&フィギュアを提供しています(本番口座を保有のうえ、50万円以上の預け入れがあることが使用条件です)。
ポイント&フィギュアは、値動きをマス目(一つのマス目を1枠と呼びます)の中に「○」と「×」で表示します。書き方には次のような基本ルールがあります。
価格は終値を用いる |
1枠分の値幅を決める |
価格が上昇したら枠の分だけ「×」、下降したら枠の分だけ「○」を記入する |
価格が3枠分以上、逆方向に動いた場合、列を移動する |
次の列に移動したら1枠目を空けて記入する |
2.新値の枠となる〇や×で売買を仕掛けるのが基本
ポイント&フィギュアは、○と×の並びからエントリーのポイントを判断できます。その際に注目するのが「新値の枠」です。新値の枠となる〇が売りシグナル(新値売り)、新値の枠となる×が買いシグナル(新値買い)となります。
画像2/新値買い/売り
新値の枠は、○の列同士、×の列同士を見ると判断しやすいです。画像2に水色の四角で示したのが、新値売りの箇所です。それぞれ、前回の○の列の一番下から、1枠下回っていることが分かるでしょう。同様に、橙色の四角で示したのが新値買いの箇所です。それぞれ、前回の×の列の一番上から、1枠上回っています。
ポイント&フィギュアにはさまざまな売買戦略がありますが、この新値買い/新値売りを実践するだけでも優位性のあるトレードが可能です。
監修:山中康司氏
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長く為替トレーディングの第一線で活躍されてきた山中康司(やまなかやすじ)氏監修のもと、ポイント&フィギュアの基本的な知識や使い方、トレーディングアイデアなどをご紹介します。またOANDAではポイント&フィギュアに関するオリジナルインジケーターを多数提供しています。インジケーターはOANDAの口座をお持ちのお客様だけがお使いいただけます。
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