MACDの見方や使い方、売買シグナルについて詳しく紹介
1.クロスに注目!
オシレーター系指標に分類されるMACDは、相場の過熱感を判断するオシレーター的な役割はもちろん、トレンドの発生や継続を判断するトレンド系の役割も兼ね備えます。さまざまな方法でトレードに活用することができるMACDでは、主に次のポイントに注目します。
クロス | MACDとシグナルのゴールデンクロス/デッドクロスが売買サインとなる |
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0ライン | MACDと0ラインのゴールデンクロス/デッドクロスが売買サインとなる |
傾き | シグナルが上向きに転じたら買い、下向きに転じたら売り |
2.王道はMACDとシグナルのクロス
MACDによる売買サインとして広く知られている考え方は、MACDとシグナルのゴールデンクロス/デッドクロス(GC/DC)です。MACDがシグナルを上抜けるGCは買い、下抜けるDCは売りのサインと考えます。
画像2/ゴールデンクロスとデッドクロス
GC/ DCを利用する際、0ラインより下のGCのみを買いの対象とする、0ラインより上のDCのみを売りの対象とする、というようにクロスが起こる水準でフィルターをかける考え方も有効です。3.0ラインとのクロス
MACDと0ラインのクロスを、売買サインと考えることもできます。勘の良い方は気付くかもしれませんが、これはEMA同士のGC/DCを意味します。
画像3では、12期間のEMA(青)と26期間のEMA(赤)をメインチャートに表示し、同期間に設定したMACDをサブチャートに表示しています。赤色で囲った部分において、EMA同士のクロスと、MACDと0ラインのクロスが同じであることを確認できます。
画像3/MACDと同期間のEMAを表示
4.シグナル単体で見る方法
クロスではなく、シグナルの傾きだけに注目するシンプルな使い方もあります。単純に、シグナルが上向きに転じたら買い、下向きに転じたら売りという考え方です。画像4では、矢印で示したシグナルの転換ポイントで、価格も方向性を変えていることが分かります。
画像4/シグナルだけ見る方法も有効
監修:山中康司氏
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