2本のCCIを利用する「デュアルCCI」のトレード方法について紹介
1.期間の異なるCCIを組み合わせる
CCIを使った代表的な手法は、±100%ラインを超えたところで順張りのエントリーを仕掛ける戦略です。その他にも、0ラインを下から上抜けたら買い、上から下抜けたら売りとする考え方もあります。これらの方法については別の記事で解説しました。
他のテクニカル指標でも有効なように、期間の異なるCCIを組み合わせる「デュアルCCI」という考え方もあります。短期線は過敏に反応し、長期線はそれよりもゆったり推移するので、それらの動きを参考に押し目買いや戻り売りを狙うことができます。ここでは6期間と14期間のCCIの組み合わせを解説します。
ちなみに、MT4/MT5では期間の異なるCCIを上下に並べて表示することも、一つのサブチャート内に2本重ねて表示することもできます。並べて表示する場合は、メインチャートにCCIを挿入する(ナビゲータからCCIをドラッグ&ドロップ)手順を繰り返します。サブチャート内に2本重ねて表示する場合は、一つ目のCCIを表示し、そのサブウインドウ内にもう一度CCIをドラッグ&ドロップします。
画像1/CCIを2本重ねて表示
2.デュアルCCIのトレード方法
デュアルCCIでは0ラインより上を「+ゾーン」、下を「-ゾーン」と考え、2本のCCIがどのようにゾーンを推移しているかに注目します。6期間(6CCI)と14期間(14CCI)が似た動き(同じゾーンを推移)をしながら同方向のトレンドを示唆する中で、6CCIが過敏に反応したときが、押し目買い/戻り売りのチャンスです。具体的には、下表の条件のときを、押し目買い/戻り売りの狙い目と考えます。
買いパターン | 売りパターン | |
6CCIのゾーン推移 | 「+」→「-」→「+」 | 「-」→「+」→「-」 |
14CCIのゾーン推移 | 「+」→「+」→「+」 「+」→「-」→「+」 |
「-」→「-」→「-」 「-」→「+」→「-」 |
画像2の四角で囲った場面では、6CCI(赤色)が+ゾーンから0ラインを下回り、再び+ゾーンへ戻っていく間に、14CCI(水色)が0ラインをわずかに下回り、すぐに+ゾーンへ戻っています。逆張りのタイミングは14CCIが+ゾーンに戻ったところと考えます。
画像2/エントリータイミング監修:山中康司氏
CCIついてもっと学びたい方へオススメのコンテンツ
長く為替トレーディングの第一線で活躍されてきた山中康司(やまなかやすじ)氏監修のもと、CCIの基本的な知識や使い方、トレーディングアイデアなどをご紹介します。またOANDAでは、CCIに関するオリジナルインジケーターを多数提供しています。このオリジナルインジケーターは、OANDAの口座をお持ちのお客様だけがお使いいただけます。
本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。