株式の基礎

【初心者向け】株式投資とは|始め方・基礎知識を解説


株式投資とは、企業が資金調達を目的として発行する株式を購入することで「値上がり益・配当金・株主優待」などのリターンを期待する投資です。

本記事では、株式投資の始め方や基礎知識をわかりやすく解説します。

※OANDA証券では株式取引をサービスとして提供していません。本記事は株式取引に関する一般的な知識を提供することを目的としています。

株式とは

ここでは株式とは何かを、以下の内容に分けて解説します。

  • ・意味
  • ・仕組み

意味

株式とは、株式会社に出資している証明として、株主に対して発行される有価証券(財産的価値を有する証書)のことです。

株式は、証券取引所に上場している「上場株式」と、上場していない「非上場株式(未公開株式)」に大別できます。

証券取引所で売買を行う株式取引では、上場株式が対象となります。

なお、非上場会社が株式を証券取引所に上場させることを、IPO(新規公開株式)と呼びます。

仕組み

株式取引は、一般的に企業と直接売買するのではなく、証券取引所において売買されます。

株式投資の仕組み

投資家は証券取引所(証券会社が取引を仲介)で株式を購入することで、株式会社に資金を提供します。

会社は投資家の出資金に応じて株式を発行し、提供された資金を使って事業を拡大します。

事業の拡大に伴い利益が向上すると、対価として配当金や株主優待を投資家に提供します。

証券取引所については、国内では以下の取引所が存在します。

  • ・東京証券取引所
  • ・名古屋証券取引所
  • ・札幌証券取引所
  • ・福岡証券取引所

なお、非上場企業の株式は証券取引所で売買できませんが、企業と直接交渉する方法で売買することは可能です。

株式投資の3つの魅力【初心者向け】

株式投資の魅力は、以下の3つの利益を期待できることです。

株式投資のメリット

  • ・値上がり益(キャピタルゲイン)
  • ・配当金(インカムゲイン)
  • ・株主優待(インカムゲイン)

値上がり益(キャピタルゲイン)

株式投資における魅力の1つに、値上がり益が挙げられます。

値上がり益とは、「買った時よりも株価が高くなった時点で売却し、得られる利益」のことです。

資産の売買によって得られる利益をキャピタルゲインといい、値上がり益はこれに含まれます。

株式は購入時より10倍以上の株価になることもあり、株価が10倍になることを「テンバガー」と呼びます。

なお、売却していない段階での未確定の利益のことを「含み益」と呼びます。

配当金(インカムゲイン)

株式の配当金とは「企業が利益の一部を株主に還元するお金」のことです。

株式を保有しているとき、保有株数に応じた配当金を受け取れることがあります。

保有している資産から得られる利益をインカムゲインといい、配当金はこれに該当します。

なお、配当金の有無や金額、支払いの時期などの諸条件は、企業(銘柄)によって異なります。

株主優待(インカムゲイン)

株主優待とは「企業が株主に対して自社製品やサービスなどを提供する制度」のことで、こちらもインカムゲインに該当します。

特典の具体例として「食事券・割引券・入場券・家電」などが挙げられます。

株主優待を受けるためには、企業が定める「権利確定日」の時点で株主であることが必要です。

優待の内容や量は保有する株式数や保有期間などの条件によって変動し、長期保有株主は優遇される傾向があります。

株式投資の始め方【初心者向け】

株式投資の始め方は、以下の3つのステップに分かれます。

  • ・①証券会社の口座を開設する
  • ・②資金を入金する
  • ・③実際に注文してみる

①証券会社の口座を開設する

株式投資を始めるには、証券会社で口座を開設する必要があります。

口座開設では、本人確認書類の提出や必要情報の入力などが求められます。

書類の提出については郵送だけでなく、インターネット経由での提出に対応している証券会社がほとんどです。

②資金を入金する

口座開設が完了したら、口座に資金を入金します。

入金は銀行振込などによって行い、証券会社によってインターネットバンキングやコンビニATMなど、様々な方法で振り込めます。

入金手数料(振込手数料)については、一部の銀行では無料となる証券会社も存在します。

③実際に注文してみる

口座への入金が完了したら、「成行注文指値注文」などの任意の注文方法で、希望の銘柄を注文します。

銘柄を選ぶ際は、株価や銘柄情報、市況の動向や経済動向などのチェックが必要です。

銘柄が確定したら、注文の詳細も間違いないことを確認した上で発注します。

東京証券取引所(東証)の場合、平日の9時~11時30分(前場)と12時30分~15時30分(後場)に取引を行えます。

株式投資の3つのリスク【初心者向け】

株式投資には、主に以下の3つのリスクがあります。

  • ・価格変動リスク
  • ・流動性リスク
  • ・倒産リスク

価格変動リスク

株式投資における価格変動リスクとは「様々な原因により株価が変動するリスク」のことです。

主な価格変動要因は、以下の通りです。

  • ・企業の業績
  • ・国内外の経済・社会情勢
  • ・株式市場の需給関係

流動性リスク

株式投資の流動性リスクとは「売買の少ない銘柄の換金時に、希望した価格で売れないリスク」のことです。

発行済み株式数が少ない小型株は取引量が少ないため、大型株に比べて流動性リスクが高くなります。

また、企業の不祥事や経営危機などが明るみに出た場合も、一方的に売り注文が殺到し希望の価格で売りにくくなるため、流動性リスクが高まります。

倒産リスク

株式投資の倒産リスクとは「株式の発行企業が倒産するリスク」のことです。

投資先の企業が倒産すると株式の価値がゼロになり、投資した金額が戻ってこない場合もあります。

倒産リスクを避けるには、投資している企業の経営状況の分析などを行うことが推奨されます。

【まとめ】【初心者向け】株式投資とは|始め方・基礎知識を解説

株式とは、企業が資金調達のために発行する有価証券のことです。

株式投資では、上場企業の株式を購入することで主に「値上がり益・配当金・株主優待」3種類の利益を期待できます。

株式の取引は、証券会社を介して証券取引所において売買されます。

株式投資は、主に以下の順序で始めることができます。

  • ①:証券会社の口座を開設する
  • ②:資金を入金する
  • ③:実際に注文してみる

しかし、価格変動リスク・流動性リスク・倒産リスクなどのリスクには注意が必要です。

OANDA証券では株式取引サービスを提供していませんが、より少額から始められるFXやCFD取引ができます。

FXやCFD取引はレバレッジが利用できたり、24時間取引が可能であるなど、株式投資とは異なる魅力があります。

OANDA証券での取引に興味をお持ちいただけた方は、以下のボタンから口座開設をご検討ください。

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