システムトレードの基本と原則 | FX/CFD初級者向け書籍

システムトレードの基本と原則 | FX/CFD初級者向け書籍

お勧めポイント
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システムトレードの基本と原則
トレーディングで勝者と敗者を分けるもの
systemtrade

トレード初心者の方に特にお勧めの書籍


この書籍は題名に「システムトレード」という言葉が入っているため、自動売買に関する本と勘違いしてしまいそうですが、決して自動売買に関するものではありません。

トレード初心者の方が陥りがちな失敗パターンに注目し、自分なりのトレードスタイルを確立することを目指した書籍です。

この書籍では「ここでエントリーすべき」や「ここで決済すべき」といった売買手法を紹介している本ではありません。

トレーディングに必要な3本の柱である売買ルール、資金管理、心理についての解説が中心となりますが、初心者トレーダーが軽視しがちな資金管理についてページ数を多く割き、詳しく解説しています。

資金管理については一番大事といっても過言ではないものの、資金管理に関して詳しく書かれている書籍は少なく貴重な一冊になります。


負けトレーダーの特徴!?


OANDAのお客様のトレードの統計を見ていると、負けているトレーダーに共通している部分が一つ挙げられます。

それは損益比率の悪さです。

次の図はOANDAラボの「TopTrader100」の損益比率を示した部分ですが、負けているトレーダーは平均の勝ちトレードの獲得Pipsに比べ、損失Pipsが大きい場合が多いです。

t100sys

つまり、1回ごとのトレードの勝率に執着してしまうために、損切りが遅れ1回の損失が大きくなってしまい結局のところ資産を減らしてしまっているケースが多いことを示しています。1回の勝ちトレードの利益が少ないということにも勝率への執着が表れていると思います。

この書籍を読むと、トレードの利益は勝率だけではなく、損益比率も重要であり、負けトレードもトレード計画のなかの一部ということを理解できるようになり、個々のトレードでの勝ちへの執着が薄まり損切りを行うことが容易になります。

この書籍で紹介されているように、自己の売買ルールを作り、検証を行うことは少し面倒な作業かもしれませんが、これを行うことで自分の行おうとしているトレード計画の期待利益が見えてくるはずです。

期待利益の少ないルールで売買を続けても負のスパイラルから抜け出すことは出来ません。

しっかりとしたトレード計画を立てることで勝率への執着が減り、精神的にも楽にトレードを行うことができるようになるはずです。

その他、この書籍ではトレードを始めたばかりのトレーダーが陥り易い間違い(1年目によくする間違い)、少し慣れてきたトレーダーが犯しがちな間違い(2年目によくする間違い)、ベテラントレーダーも陥りやすい間違い(3年目によくする間違い)と3段階の間違いについて考察しています。

勝者と敗者の違いを理論的に考えトレードプランを考えることで負けないトレーダーになることを目指します。

資金管理の重要性


1回のトレードでとれるリスクを考え、適切なポジション量でのトレードを行うことで破産確率は大幅に減らすことが可能です。

資金管理さえしっかりと行っておけば、仮に売買手法が悪く負けが続いたとしても資金の大半を残すことができるようになり、手法を改良することで資産を回復できる可能性が大幅にアップします。

結論として資金管理をしっかりと行いこの書籍で紹介されているような「負けるのが上手いトレーダー」になれば、マーケットの勝者への距離を縮めることができます。

極論を言えば、相場は上がるか下がるかの2択です。確率は2分の1です。資金管理に重点を置きリスクをコントロールすることができれば、あとはテクニカル分析などを併せ優位性のある売買ポイントを探すだけで勝てるトレーダーになることが出来ます。

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