フィボナッチ逆張り売買法 | FX/CFD中級者向け書籍
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フィボナッチ逆張り売買法
押し目買いと戻り売りを極める
フィボナッチ比率を使用した逆張り
フィボナッチ比率を使用した逆張り手法について解説した書籍です。
様々なパターンを例に挙げ、反転のタイミングを探る方法が紹介されています。
もちろん、この手法通りに必ず反転するというものではないものの、
一定の資金管理の元に実践すれば効果的にトレードに活かすことができそうです。
OANDAのWeb版のfxTradeを使うと本書で紹介されているAB=CDパターンや
ガートレーなどの分析を容易に行うことができるため、本書を読んだ方は是非、実際のチャートでお試しください。
普段の分析方法にプラスすることで新たな発見があるかもしれません。
以下、本書で紹介されているパターンの一例をご紹介していきます。
AB=CDパターン
AB=CDパターンの基本
AB=CDパターンは反転を狙うパターンの基本形です。次のように反発を狙った買いパターンと反落を狙った売りパターンと2種類が存在します。
反転を狙ったトレードのほか、利益確定の水準を探る場合などにも応用できると思います。
このパターンは図のように3本のラインで形成されます。
最初のラインの後に0.382、0.5、0.618、0.786などのフィボナッチで重視される水準付近まで反転した後に
再び最初のラインの方向に動いた後に完成します。
基本的なルールとしては次のようなものがあります。
1.BCはABよりも短くならなければならない。
2.AB=BCの場合はダブルトップやダブルボトムとなる。
3.DはBの水準を超えなければならない。
CDの長さに関して
AB=CDとなる場合もあるが、CDが長くなることもあり、その場合は1.272や1.618といった
フィボナッチで重視される水準となることが多い。
ABを形成する時間とCDを形成する時間は同程度であることが望ましい。
BCの押しが少ない場合はCDが長くなる傾向がある。
AB=CDパターンのターゲット
AB=CDパターンの利益確定の目安はADに対してフィボナッチで重視される0.382、0.5、0.618、0.786、1、1.272などが挙げられ、一つの水準を抜けると次の水準が意識されます。
下のチャートではAからBに向けて下落した後に67%程度戻し、
Dに向けて1.293程度下落した後の反転となったパターンですが、
ABに対して1.272付近まで反発する動きとなった例です。
このように綺麗な反発となることはそれほど多くはないかもしれませんが、
チャートを見ているとよく見つけることができるパターンの一つですので、探してみると今後のトレードの参考になると思います。