中国株サマリー(23日)

市場概況
小反落、3300ポイント守れず 貴金属などに売り

 23日の中国本土株式市場で、上海総合指数は小反落。終値は前日比0.10%安の3296.36ポイントだった。深セン成分指数は0.67%高の9935.80ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆2297億1400万元だった。

 上海総合指数は心理的節目の3300ポイントに乗せて寄り付くと、終始同節目を挟んでもみ合った。中国政府が打ち出す景気刺激策への期待が引き続き支えとなった半面、節目付近の売り圧力が意識された。指数はおよそ3週間ぶりの高値圏で推移しているとあって、目先の利益をいったん確定する売りが重しとなった。結局、3300ポイントを下回ってこの日の取引を終えた。

 セクター別では、貴金属が全面安。宝飾品、商業・百貨店、食品、飲料なども安い。半面、電機、自動車部品、汎用設備、消費者向け電子製品などが買われた。

 A株市場では、金相場の高騰を受けて足元で買われていた紫金鉱業集団(02899)の利益確定売りが続いた。前日にストップ高の東江環保(002672)が大幅に反落。免税店関連の王府井集団(600859)、中国旅遊集団中免(601888)、特定用途無線大手の海能達通信(002583)、食品関連の洽洽食品(002557)、航空会社の春秋航空(601021)なども下げた。半面、油圧シリンダーメーカーの江蘇恒立液圧(601100)、自動車部品メーカーの寧波均勝電子(600699)、安徽中鼎密封件(000887)、テック株の富士康工業互聯網(601138)、立訊精密工業(002475)、浙江水晶光電科技(002273)などが高い。株式配当と無償増資を発表したBYD(002594)が5%弱上昇した。

 上海B株指数は0.05%高の255.04ポイント、深センB株指数は0.25%高の1178.77ポイントだった。


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