中国株サマリー(22日)

市場概況
続伸、3週間ぶり高値 銀行株に買い

 22日の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。終値は前日比0.25%高の3299.76ポイントだった。深セン成分指数は0.36%安の9870.05ポイントと3営業日ぶりに反落。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆900億200万元だった。

 上海総合指数は小安く寄り付いた直後に上げに転じ、次第に上げ幅を拡大。心理的節目の3300ポイントを超えると上値が重くなったものの、終値は3日以来およそ3週間ぶりの高値だった。政策の恩恵を受けそうな銘柄が買いを集め、指数を支えた。中国の共産党中央委員会と国務院(内閣)は先ごろ自由貿易試験区の高度化戦略を公表し、インテリジェントコネクテッドカーの道路試験や実証の実施、ドローン試験区の設置を支援すると表明した。セクター別では、物流や農薬・獣医薬、包装材料、金融、自動車サービスが買われた半面、観光、電源設備、建設機械が売られた。

 銀行株の中国農業銀行(601288)、中国銀行(601988)、中国光大銀行(601818)、中国工商銀行(601398)、上海浦東発展銀行(600000)、中国建設銀行(601939)が買われ、相場の上昇を主導。環境マネジメント会社の東江環保(002672)はストップ高を付けた。製薬の江蘇恒瑞医薬(600276)と上海復星医薬(600196)、シリコンウエハーメーカーのTCL中環新能源科技(002129)も高い。半面、レーザー加工の大族激光科技産業集団(002008)、光学部品の歌爾(002241)、企業向けクラウドの用友網絡科技(600588)、自動車部品の寧波均勝電子(600699)、油圧シリンダーの江蘇恒立液圧(601100)が売られた。

 上海B株指数は0.35%安の254.90ポイントと続落。深センB株指数は0.08%安の1175.85ポイントと反落した。

(山下)


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