東京外国為替市場概況・10時 ドル円、下げ幅拡大

市場概況
 21日の東京外国為替市場でドル円は下げ幅拡大。10時時点では141.18円とニューヨーク市場の終値(142.18円)と比べて1円程度のドル安水準だった。先週末から続くドルの信認低下と日米間の円安調整予想の高まりからのドル売り・円買いが進行。10時頃には141.13円まで弱含み、昨年9月以来の水準まで下げ幅を拡大した。なお、日本時間早朝に更新したトランプ米大統領のSNSでは非関税措置の不正行為として、1番目に「通貨操作」と明記している。

 ユーロドルは3年2カ月ぶりの高値を更新。10時時点では1.1466ドルとニューヨーク市場の終値(1.1393ドル)と比べて0.0073ドル程度のユーロ高水準だった。対円同様にドル売りの流れが継続された。9時半過ぎには1.1486ドルまで約3年2カ月ぶりとなる水準まで上値を広げた。

 ユーロ円はもみ合い。10時時点では161.88円とニューヨーク市場の終値(161.97円)と比べて9銭程度のユーロ安水準だった。ドル円とユーロドルの動きの綱引き状態になっている。ユーロドルが年初来高値を更新すると一時162.24円まで上値を広げたものの、再び162円を割り込むなど方向感がなく、162円を挟んでのもみ合いになっている。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:141.13円 - 142.25円
ユーロドル:1.1383ドル - 1.1486ドル
ユーロ円:161.65円 - 162.24円


(松井)


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