東京マーケットダイジェスト・17日 円安・株高

スポット
ドル円:1ドル=142.73円(前営業日NY終値比△0.85円)
ユーロ円:1ユーロ=162.00円(△0.33円)
ユーロドル:1ユーロ=1.1352ドル(▲0.0047ドル)
日経平均株価:34377.60円(前営業日比△457.20円)
東証株価指数(TOPIX):2530.23(△32.20)
債券先物6月物:140.84円(▲0.27円)
新発10年物国債利回り:1.310%(△0.020%)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標) 
     <発表値>    <前回発表値>
3月貿易統計(通関ベース)
季節調整済 2336億円の赤字 1914億円の黒字・改
季節調整前 5441億円の黒字 5905億円の黒字・改
対外中長期債
     5120億円の処分超 2兆5699億円の処分超・改
対内株式
    1兆437億円の取得超 1兆7835億円の取得超・改

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は上昇。前日に下落した流れを引き継いで昨年9月以来となる141.62円まで下押すも、昨日安値141.65円を割り込んだ水準で下げが一服。その後、円高・ドル安誘導を求められるとの警戒感があった日米貿易交渉に出席した赤沢経済再生相から「為替については議論が出なかった」などの発言が伝わると円売りが一気に強まり、142.50円台に上昇。「為替は加藤財務相と米財務長官で協議と米国側は理解」と経済再生相が述べると下押す場面もあったが一時的となり、15時過ぎに142.88円まで一段高となった。

・ユーロ円も上昇。日米貿易交渉を受けて円売りが強まる中、162.27円まで上昇。ただ、その後はユーロドルが下押したこともありやや上げ幅を縮小した。

・ユーロドルは上値が重い。ドル円でドル売りが強まった影響を受けて1.1409ドルまで買われたが、昨日高値1.1413ドルには届かず。その後はドル円で急速にドル買いが強まったほか、時間外の米10年債利回りが上昇したこともあり、1.1344ドルまで下押した。

・日経平均株価は反発。小幅高で寄り付き後、日米貿易交渉を受けてドル円が上昇するのをながめ、上値を広げた。その後上げ幅を縮める場面も見られたが一時的となった。台湾TSMCの決算で純利益が予想を上回ったことで東京市場でも主力株の一角に買いが入ったことも追い風となり、上げ幅は400円超となった。

・債券先物相場は反落。前日の米国債券相場が上昇した流れを引き継いで買いが先行するも、日米貿易交渉の進展期待から米関税政策に対する過度な懸念が緩和したほか、日経平均株価の上昇などもあり、安全資産とされる債券には売りが出た。この日行われた流動性供給入札が「弱め」の結果と受け止められたことも債券相場の重しとなり、一時140円57銭まで下値を広げた。

(川畑)


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