NY株式サマリー(15日)=ダウ155ドル安、3日ぶり反落 関税を巡る不透明感が重し

市場概況
◆ダウ平均:40368.96 -155.83 -0.38%
◆S&P500:5396.63 -9.34 -0.17%
◆NASDAQ:16823.17 -8.31 -0.05%

 15日のNY株式相場は反落。好決算を発表したバンク・オブ・アメリカやシティグループが上昇したものの、主要3指数が前日までに2日続伸したことや、関税を巡る不確実性が相場の重しとなった。ダウ平均は朝方に266ドル高まで上昇したが、177ドル安まで反落し、155.83ドル安(-0.38%)で終了。S&P500とナスダック総合も上昇してスタートしたが、それぞれ0.17%安、0.05%安で終了し、主要3指数がそろって3日ぶりに反落した。

 S&P500の11セクターはIT、金融、不動産など4セクターが上昇し、一般消費財、ヘルスケア、生活必需品、素材、コミュニケーションなど7セクターが下落。ダウ平均採用の30銘柄はエヌビディア(+1.35%)を筆頭に、アメリカン・エキスプレス、ゴールドマン・サックスなど9銘柄が上昇した一方、中国の輸入禁止が嫌気されたボーイングが2.36%安となったほか、キャタピラー、アマゾン、マクドナルド、ナイキなどが1%超下落した。センチメントは小幅に改善。投資家の不安心理を示すVIX指数は前日の30.89ポイントから30.12ポイントに低下。先週に一時60ポイントを上回ったが、3日連続での低下となった。

 決算発表銘柄は、バンク・オブ・アメリカが3.60%上昇。純金利収入やトレーディング収入が予想以上に好調で、純収入と利益が市場予想を上回った。債券・株式トレーディングが好調で、純収入と利益が市場予想を上回ったシティグループも1.76%上昇した。今週木曜日に決算を発表するネットフリックスは4.83%高とS&P500の上昇率3位にランクイン。2030年までに売上高を倍増させる事業計画などが好感された。経済指標は、4月NY連銀製造業業況指数が-8.10となったが市場予想(-14.50)ほど悪化しなかった。

(小針)


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