市場概況
◆ダウ平均: 40212.71 +619.05 +1.56%
◆S&P500: 5363.36 +95.31 +1.81%
◆NASDAQ: 16724.46 +337.15 +2.06%
11日のNY株式相場は反発。関税政策の不透明感が重しとなり前日終値を挟んでもみ合ったが、中国が米国に対する報復関税を125%に引き上げたものの、これ以上関税の引き上げ競争に付き合わないとしたことや、米連邦準備理事会(FRB)高官が必要なら適切な手段をとると発言したこと、米10年債利回りが前日の4.392%から一時4.59%台まで上昇後、4.49%台に低下したことなどで、金融市場全般に対する過度な警戒感が和らいだ。米銀大手のJPモルガン・チェースの決算が良好で通期見通しをほぼ据え置いたことも安心感につながった。
ダウ平均は朝方に338ドル安まで下落したが、810ドル高まで反発し、619.05ドル高(+1.56%)で終了。S&P500とナスダック総合も1%近く下落後、それぞれ1.81%高、2.06%高で終了し、主要3指数がそろって反発した。業種別ではS&P500の全11セクターが上昇。素材、IT、エネルギーが2%超上昇し、資本財、金融も1.6%超値上がりした。センチメントは改善。投資家の不安心理を示すVIX指数は前日の40.72ポイントから一時46.12ポイントまで上昇したが、37.56ポイントで終了した。
週間ではダウ平均が1897.85ドル高(+4.95%)、S&P500が5.70%高、ナスダック総合が7.29%高とそろって3週ぶりに反発。S&P500は2023年11月以来の大幅高となり、ナスダック総合は2022年11月以来の大幅高を記録した。
経済指標は米3月生産者物価指数(PPI)が前年比+2.7%と予想の+3.3%を下回り、前月比では-0.4%と予想の+0.2%に反して低下した。4月ミシガン大消費者信頼感指数速報値は50.8と前月の57.0や予想の54.5を下回り、併せて発表された同1年先期待インフレ率は6.7%と前月の5.0%から大幅に上昇し、5年先期待インフレ率も4.4%と前月の4.1%から上昇した。
(羽土)
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◆S&P500: 5363.36 +95.31 +1.81%
◆NASDAQ: 16724.46 +337.15 +2.06%
11日のNY株式相場は反発。関税政策の不透明感が重しとなり前日終値を挟んでもみ合ったが、中国が米国に対する報復関税を125%に引き上げたものの、これ以上関税の引き上げ競争に付き合わないとしたことや、米連邦準備理事会(FRB)高官が必要なら適切な手段をとると発言したこと、米10年債利回りが前日の4.392%から一時4.59%台まで上昇後、4.49%台に低下したことなどで、金融市場全般に対する過度な警戒感が和らいだ。米銀大手のJPモルガン・チェースの決算が良好で通期見通しをほぼ据え置いたことも安心感につながった。
ダウ平均は朝方に338ドル安まで下落したが、810ドル高まで反発し、619.05ドル高(+1.56%)で終了。S&P500とナスダック総合も1%近く下落後、それぞれ1.81%高、2.06%高で終了し、主要3指数がそろって反発した。業種別ではS&P500の全11セクターが上昇。素材、IT、エネルギーが2%超上昇し、資本財、金融も1.6%超値上がりした。センチメントは改善。投資家の不安心理を示すVIX指数は前日の40.72ポイントから一時46.12ポイントまで上昇したが、37.56ポイントで終了した。
週間ではダウ平均が1897.85ドル高(+4.95%)、S&P500が5.70%高、ナスダック総合が7.29%高とそろって3週ぶりに反発。S&P500は2023年11月以来の大幅高となり、ナスダック総合は2022年11月以来の大幅高を記録した。
経済指標は米3月生産者物価指数(PPI)が前年比+2.7%と予想の+3.3%を下回り、前月比では-0.4%と予想の+0.2%に反して低下した。4月ミシガン大消費者信頼感指数速報値は50.8と前月の57.0や予想の54.5を下回り、併せて発表された同1年先期待インフレ率は6.7%と前月の5.0%から大幅に上昇し、5年先期待インフレ率も4.4%と前月の4.1%から上昇した。
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DZH Finacial Research
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