香港株サマリー(11日)

市場概況
4日続伸、一時21000ポイント超え BYDに買い

 11日の香港市場で、ハンセン指数は4日続伸。終値は前日比1.13%高の20914.69ポイントだった。中国企業指数は1.74%高の7801.51ポイント。メインボードの売買代金は概算で2764億2000万HKドル。

 ハンセン指数は反落して始まったものの前引けにかけて上げに転じた。後場に入ると心理的節目の21000ポイントを上抜ける場面があった。中国政府の内需振興策や戦略的産業支援策から恩恵を受けそうな銘柄が相場の上昇をけん引。「トランプ関税」の先行き不透明感が強いなか、「安全資産」とされる金の価格上昇を受けた買いも入った。中国本土の主要株価指数が上げに転じて前場の取引を終え、投資家心理を支えたもよう。

 ハンセン指数構成銘柄では自動車株が買いを集め、BYD(01211)が7%超高のほか吉利汽車(00175)、理想汽車(02015)も上昇。BYD子会社のBYDエレクトロニック(00285)も買われた。半導体ファウンドリーのSMIC(00981)、医薬品ネット通販の阿里健康(00241)と京東健康(06618)は大幅に続伸。金鉱大手の紫金鉱業集団(02899)、宝飾品販売の周大福珠宝(01929)も高い。一方、大型ネット株のアリババ集団(09988)と美団(03690)が下落。オンライン旅行会社のトリップ・ドットコム(09961)と電動工具の創科実業(00669)は大幅に反落した。

 ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は1.80%高の4900.43ポイントと4日続伸。SMICと同業の華虹半導体(01347)、自動運転技術の地平線機器人(09660)がそろって大幅高だった。新興電気自動車メーカーは小鵬汽車(09868)が買われた半面、蔚来集団(09866)が売られた。

(小針)


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