中国株サマリー(11日)

市場概況
4日続伸、後場はプラス圏で推移 半導体株など全面高

 11日の中国本土株式市場で、上海総合指数は4日続伸。終値は前日比0.45%高の3238.23ポイントだった。深セン成分指数は0.82%高の9834.44ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆3486億6500万元だった。

 上海総合指数は、前場はマイナス圏での推移が目立ったが、後場はプラス圏で推移した。米ホワイトハウスの当局者が、中国からの輸入品に対して課している関税の税率が少なくとも145%に達すると明らかにしたほか、中国から輸入する少額貨物に対する関税を90%から120%に引き上げると発表したことなどが嫌気され、相場の重しとなった。ただ、中国政府が新たな景気対策を打ち出すとの期待は強く、次第に買いが広がった。セクター別では、貴金属や半導体、電子化学品がほぼ全面高となった。半面、保険が全面安。食品・飲料や酒造も売られた。

 A株市場では、金価格の上昇を受けて紫金鉱業集団(601899)が買われたほか、欧州連合(EU)と中国が中国製の電気自動車(EV)に対し、関税の代わりに最低価格を設ける方向で協議を行うことで合意したと伝わり、BYD(002594)も高かった。立訊精密工業(002475)や三安光電(600703)の上昇も目立った。半面、新希望六和(000876)や中国旅遊集団中免(601888)、永輝超市(601933)などが下げた。

 上海B株指数は0.64%高の254.68ポイント、深センB株指数は0.08%安の1164.96ポイント。

(小針)


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