東京外国為替市場概況・12時 ドル円、下げ一巡

市場概況
 11日の東京外国為替市場でドル円は下げ一巡。12時時点では143.58円とニューヨーク市場の終値(144.45円)と比べて87銭程度のドル安水準だった。日経平均株価が下落幅を縮小。時間外取引の米10年債利回り上昇が4.48%台で一服し、米トリプル安の一環とされる米金利上昇を嫌気した流れもいったん収束した。パニック的な動きが落ち着き、ドル円は9時台につけた昨年9月30日以来の安値142.89円を目先の底に143.78円前後まで反発。しかし大幅安の状況が急激に改善した感はなく、戻りは限られた。

 ユーロドルは上昇一服。12時時点では1.1302ドルとニューヨーク市場の終値(1.1201ドル)と比べて0.0101ドル程度のユーロ高水準だった。米長期金利の上昇が落ち着き、急速に進んだユーロ高・ドル安の流れは小休止。ユーロドルは1.1383ドルを上値に、一時1.1277ドル前後へ下押した。

 ユーロ円はもみ合い。12時時点では162.28円とニューヨーク市場の終値(161.80円)と比べて48銭程度のユーロ高水準だった。対ドルで円とユーロの上下が交錯するなか、方向感がつかみにくい状況。ユーロドルの上昇に連れてつけた162.64円を上値に一時162円割れへ下押す場面もあった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:142.89円 - 144.64円
ユーロドル:1.1191ドル - 1.1383ドル
ユーロ円:161.31円 - 162.64円

(関口)


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