香港株サマリー(10日)

市場概況
大幅に3日続伸、序盤に一時21000ポイント突破

 10日の香港株式市場で、ハンセン指数は大幅に3日続伸。終値は前日比2.06%高の20681.78ポイントだった。中国企業指数は1.76%高の7668.38ポイント。メインボードの売買代金は概算で3955億3000万HKドル。

 ハンセン指数は終日プラス圏で推移し、序盤に心理的節目の21000ポイントを突破する場面もあった。中国指導部が会議を開き、新たな景気刺激策を協議すると伝わったほか、トランプ米大統領が9日、報復措置を取っていない国・地域に対する「相互関税」の上乗せ部門を90日間一時停止すると発表したことなどが好感された。ただ、トランプ大統領は中国に対する関税を125%に引き上げており、米中の対立激化などが警戒された。

 ハンセン指数構成銘柄では、京東健康(06618)やレノボグループ(00992)、BYDエレクトロニック(00285)の上昇が目立ったほか、HSBC(00005)が5%超上昇した。金価格の上昇を受けて紫金鉱業集団(02899)も買われた。半面、中国神華能源(01088)や新東方教育科技(09901)、美団(03690)が売られた。

 ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は2.66%高の4813.74ポイント。京東健康やレノボグループ、金蝶国際ソフト(00268)が上昇率上位で、下落は美団とキングソフト(03888)の2銘柄のみだった。指数構成銘柄以外では、TCLエレクトロニクス(01070)が一時40%超上昇し、終値でも25%超上昇。業績連動型の株式報酬制度の下、一部の経営陣や従業員に株式を受け取る権利を付与したと発表した。

(山下)


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