NY株式サマリー(7日)=ダウ349ドル安と3日続落 ナスダックは3日ぶりに小幅反発

市場概況
◆ダウ平均: 37965.6 -349.26 -0.91%
◆S&P500: 5062.25 -11.83 -0.23%
◆NASDAQ: 15603.262 +15.48 +0.10%

 7日のNY株式相場は高安まちまち。トランプ米大統領が関税政策の修正を否定したことで売り優勢でスタートしたが、その後、関税を巡る情報が錯綜し、買い戻しが強まる場面もあった。しかし、トランプ大統領が中国に対して更なる高率関税を課す可能性を示したことで再びセンチメントが悪化した。CNBCはトランプ大統領が中国を除くすべての国を対象に90日間の関税停止を検討していると報じたが、ホワイトハウスはその報道を「フェイクニュース」だと否定した。ダウ平均は朝方に1703ドル安まで下落したが、一時892ドル高まで急反発し、349.26ドル安(-0.91%)で終了。S&P500も一時4.71%安まで下落後、3.40%高まで急反発したが、0.23%安で終了。ともに3営業日続落した。一方、ナスダック総合は5.16%安まで下落後、4.52%高まで上昇し、0.10%高で終了。3営業日ぶりの小幅反発となった。ダウ平均は上下に2595ドルの振幅となり、過去最高を記録。S&P500は取引時間中に2月に付けた最高値から21.31%下落し、「弱気相場」入りとなったが、終値では17.61%安で終了した。

 S&P500の11セクターはコミュニケーション(+1.03%)、IT(+0.32%)の2セクターが上昇したが、不動産(-2.40%)を筆頭に、素材、公益、生活必需品など9セクターが下落した。上昇率トップのコミュニケーションではメタ・プラットフォームズが2.28%高、ネットフリックスが1.40%高となり、上昇率2位のITではスーパー・マイクロ・コンピューターが10.66%高、マイクロン・テクノロジーが5.64%高、エヌビディアが3.53%高となった。センチメントは引き続き悪化。投資家の不安心理を示すVIX指数は前日の45.31ポイントから一時60.13ポイントまで上昇し、46.98ポイントで終了した。


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