香港株サマリー(3日)

市場概況
続落、1カ月半ぶり安値 米「相互関税」でリスク回避

 3日の香港市場で、ハンセン指数は続落。終値は前日比1.52%安の22849.81ポイントだった。中国企業指数は1.31%安の8420.14ポイント。メインボードの売買代金は概算で2894億9000万HKドル。

 ハンセン指数は心理的節目の23000ポイントを割り込んで寄り付くと、終始マイナス圏でもみ合った。終値ベースで今年2月20日以来、およそ1カ月半ぶりの安値を更新。米国の「相互関税」を嫌気し、リスクオフの動きが優勢だった。トランプ米大統領は2日、世界各国からの輸入品に対して「相互関税」をかけると公表した。原則、各国に10%の関税をかけた上で、国・地域ごとに異なる税率を上乗せする。中国に適用する相互関税は合計で34%となる。これを受けて中国商務部の報道官は談話を発表し、相互関税に「断固として反対し、自らの権益を守るために断固たる対抗措置を講じる」とした。

 ハンセン指数構成銘柄では、ニット衣料大手の申洲国際集団(02313)、電動工具大手の創科実業(00669)、スマートフォン部品・受託製造大手のBYDエレクトロニック(00285)、家電大手の海爾智家(06690)など輸出売上比率の高い銘柄が急落。大型ネット株のアリババ集団(09988)、JDドットコム(09618)なども大幅安。半面、台湾系食品メーカーの康師傅控股(00322)、スマートフォン大手の小米集団(01810)、本土不動産株の華潤置地(01109)、龍湖集団(00960)などが逆行高を演じた。

 ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は2.09%安の5313.26ポイントと3日ぶりに大幅反落。BYDエレクトロニック、海爾智家のほか、レノボグループ(00992)、舜宇光学科技(02382)が下落率上位。半面、小米集団、同程旅行(00780)、センスタイム(00020)、閲文集団(00772)が上昇率上位だった。


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