中国株サマリー(2日)

市場概況
小幅続伸、方向感とぼしく 様子見気分

 2日の中国本土株式市場で、上海総合指数は小幅続伸。終値は前日比0.05%高の3350.13ポイントだった。深セン成分指数は0.09%高の10513.12ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で9744億9300万元だった。

 上海総合指数は方向感に乏しく、前日終値を挟んでもみ合った。指数が約4週間ぶりの安値圏で推移しているとあって、値ごろ感を意識した買いが入り、前場は高くなる場面もあったが、勢いは続かなかった。米関税政策を巡る警戒感が重荷。トランプ米大統領が米東部時間2日午後4時(日本時間3日午前5時)にホワイトハウスで演説し、「相互関税」の詳細を公表する見通しで、様子見気分が上値を抑えた。

 セクター別では、電機、美容・ケア、宝飾品、銀行などが高い。半面、貴金属が全面安となったほか、航空・宇宙関連、採掘、医療サービスなどが売られた。

 A株市場では、石炭化学工業の寧夏宝豊能源集団(600989)が大幅に続伸。前日に安かった自動車関連の安徽中鼎密封件(000887)が反発した。バスメーカーの鄭州宇通客車(600066)、清華大学系の紫光(000938)と紫光国芯微電子(002049)、重機メーカーの三一重工(600031)や、銀行株の交通銀行(601328)、中国光大銀行(601818)、中国民生銀行(600016)なども買いを集めた。半面、産金大手の紫金鉱業集団(601899)、非鉄金属の中国アルミ(601600)、電子機器受託製造サービス(EMS)大手の立訊精密工業(002475)が安い。医薬株の江蘇恒瑞医薬(600276)と建材メーカーの北新集団建材(000786)が反落した。

 上海B株指数は0.73%安の267.29ポイント、深センB株指数は0.27%安の1220.26ポイント。


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