中国株サマリー(1日)

市場概況
3日ぶり反発、財新製造業PMIを好感も上値重い

 1日の中国本土株式市場で、上海総合指数は3営業日ぶりに反発。終値は前日比0.38%高の3348.44ポイントだった。深セン成分指数は0.01%安の10503.66ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆1322億6700万元だった。

 上海総合指数はプラス圏でもみ合った。前日に3月4日以来、約4週間ぶりの安値で終えた後とあって、値ごろ感を意識した買いが入った。中国メディアの財新が午前中に発表した2025年3月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は51.2と、市場予想の51.1を上回ったことも好感された。もっとも、トランプ米政権は4月2日に相互関税の詳細を公表する考えを明らかにしており、「トランプ関税」への警戒感が上値を抑えた。

 セクター別では、バイオ医薬品が全面高。化学製薬、医療サービス、医療機器、漢方薬、電力も高い。半面、貴金属、電機、ソフトウエア開発、自動車部品などが売られた。

 A株市場では、医薬株の江蘇恒瑞医薬(600276)、上海復星医薬(600196)、華東医薬(000963)、長春高新技術産業(000661)などの上昇が目立った。石炭化学工業の寧夏宝豊能源集団(600989)、建材メーカーの北新集団建材(000786)、半導体製造装置メーカーの北方華創科技集団(002371)なども買いを集めた。半面。ソフトウエア会社の上海宝信ソフト(600845)、家電大手の美的集団(000333)、小売チェーンの永輝超市(601933)、自動車関連の安徽中鼎密封件(000887)、ウェイチャイ・パワー(000338)、BYD(002594)などが安い。大手国有銀行の中国建設銀行(601939)と中国銀行(601988)が反落した。

 上海B株指数は1.28%安の269.26ポイント、深センB株指数は0.33%高の1223.59ポイント。


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