香港株サマリー(28日)

市場概況
3日ぶり反落、米中対立リスクを意識 エネルギー・IT株に売り

 28日の香港株式市場で、ハンセン指数は3日ぶりに反落。終値は前日比0.65%安の23426.60ポイントだった。中国企業指数は0.82%安の8606.51ポイント。メインボードの売買代金は概算で2296億2000万HKドル。

 ハンセン指数は続伸して始まったが、前場に下げに転じた。関税政策を巡る米国と中国の対立の先行きが不透明ななか、投資家がリスク回避の姿勢を強めたもよう。前日の欧米市場やきょうのアジア主要市場で株式相場が下落していることも地合いを悪化させた。ただ、ハンセン指数の下落率が1%を超えると買い戻しが入り、大引けにかけては下げ渋った。セクター別ではエネルギーや情報技術、コングロマリットが下げた半面、医療・ヘルスケアが上げた。

 ハンセン指数構成銘柄では、前日大引け後に2024年12月本決算を発表した海爾智家(06690)が7.5%下げた。半導体ファウンドリーのSMIC(00981)、ガラス大手の信義ガラス(00868)、火鍋チェーンの海底撈国際(06862)は大幅に反落。パソコン大手のレノボグループ(00992)も安い。一方、医薬品株の翰森製薬(03692)、石薬集団(01093)、中国生物製薬(01177)が買われた。宝飾品販売の周大福珠宝(01929)、即席麺大手の康師傅控股(00322)、ボトル入り飲料水大手の農夫山泉(09633)は続伸した。

 ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は1.48%安の5506.47ポイントと3日ぶりに反落。新興電気自動車メーカーの蔚来集団(09866)、理想汽車(02015)、小鵬汽車(09868)がそろって売られた。自動運転技術の地平線機器人(09660)も安い。半面、オンライン旅行会社の同程旅行(00780) とトリップ・ドットコム(09961)が続伸した。


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