香港株サマリー(27日)

市場概況
続伸、総じてプラス圏でもみ合い 取引再開の新奥能源が大幅高

 27日の香港市場で、ハンセン指数は続伸。終値は前日比0.41%高の23578.80ポイントだった。中国企業指数は0.27%高の8677.68ポイント。メインボードの売買代金は概算で2396億4000万HKドル。

 ハンセン指数は序盤にマイナス圏に沈む場面もあったが、その後はプラス圏で推移した。トランプ米大統領は26日、中国企業の北京字節跳動科技(バイトダンス)による動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の米国事業の売却を促進するため、取引成立に向け一部関税の引き下げを排除しない考えを示した。これを受けて米中対立の激化に対する過度な懸念がやや和らいだもよう。もっとも、前場は上昇率を1%超に拡大したが、後場はもみ合いながら上げ幅を縮小した。

 ハンセン指数構成銘柄では、筆頭株主の新奥天然気(600803)が提案した非公開化計画を発表し、この日から取引を再開した新奥能源(02688)が11%超の上昇。火鍋チェーン運営の海底撈国際(06862)、医薬品受託開発の上薬明生物技術(02269)、前日大引け後に決算を発表した中銀香港(02388)、中国蒙牛乳業(02319)も大幅高。半面、スマートフォン大手の小米集団(01810)、産金大手の紫金鉱業集団(02899)、マカオカジノのサンズ・チャイナ(01928)、長江グループ系の長江インフラ(01038)長江実業集団(01113)、電能実業(00006)などが安い。前日に急伸した申洲国際集団(02313)は利益確定売りが出た。

 ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は0.29%高の5589.12ポイントと続伸。SMIC(00981)、同程旅行(00780)、地平線機器人(09660)、閲文集団(00772)が上昇率上位。半面、センスタイム(00020)、蔚来集団(09866)、小米集団、小鵬汽車(09868)が下落率上位だった。


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