東京外国為替市場概況・10時 ドル円、強含み

市場概況
 26日の東京外国為替市場でドル円は強含み。10時時点では150.16円とニューヨーク市場の終値(149.91円)と比べて25銭程度のドル高水準だった。149.84円を下値に150円台を回復し、東京仲値頃に150.19円まで買われた。日経平均は上げ幅をやや縮小したものの底堅さは維持、また時間外の米10年債利回りが上昇したことなどに後押しされた。
 なお、衆院財務金融委員会に出席している植田日銀総裁の発言「基調的な物価上昇率は2%をまだ少し下回っている」「2%の物価目標が実現しない中で目標の見直しはやってはいけないこと」などが伝わっている。

 ユーロ円は底堅い。10時時点では161.94円とニューヨーク市場の終値(161.78円)と比べて16銭程度のユーロ高水準だった。株高を背景としたリスク志向の円売りが支えとなり、ドル円の上昇にもつれて161.98円までじり高となった。

 ユーロドルは上値が重い。10時時点では1.0784ドルとニューヨーク市場の終値(1.0791ドル)と比べて0.0007ドル程度のユーロ安水準だった。目立った動きはないものの、昨日ニューヨーク市場からの地合いの弱さが継続。ドル円のドル高基調にもつれて、1.0783ドルまで下押した。
 豪ドル/ドルも0.6309ドルを頭に0.6289ドルまで下落。日本時間9時30分に発表された2月豪消費者物価指数(CPI)は前年比2.4%と予想や前回値を0.1ポイント下回った。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.84円 - 150.19円
ユーロドル:1.0783ドル - 1.0797ドル
ユーロ円:161.68円 - 161.98円


(小針)


OANDA CFD

Provided by
DZH Finacial Research

「投資を面白く、投資家を笑顔に」をスローガンに、株式や為替など様々な金融マーケットの情報を提供。 豊富な経験を持つエキスパートが多数在籍し、スピーディー且つオリジナルな視点からの情報をOANDA Labに配信しています。
会社名:株式会社DZHフィナンシャルリサーチ
所在地:東京都中央区明石町8番1号 聖路加タワー32階
商号等:【金融商品取引業者】投資助言業/【登録番号】関東財務局長(金商)907号


本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。
一覧へ戻る

ホーム » マーケットニュース » 東京外国為替市場概況・10時 ドル円、強含み