東京外国為替市場概況・17時 ドル円 しっかり

市場概況
 12日午後の東京外国為替市場でドル円はしっかり。17時時点では148.59円と15時時点(148.05円)と比べて54銭程度のドル高水準だった。欧州勢参入後もドルの買い戻しが継続し148.65円まで強含んだ。植田日銀総裁は「基本的な物価上昇率は現時点でまだ2%を下回っている」「海外の経済・物価動向を巡る不確実性を非常に心配している」などと述べた。

 ユーロドルは上値が重い。17時時点では1.0900ドルと15時時点(1.0903ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ安水準だった。ドル買いが優勢となり、一時1.0888ドルまで下値を広げた。ただ、方向感は出ず1.09ドル近辺に持ち直し値動きは限られている。フォンデアライエン欧州委員長は、米関税への対抗措置を4月13日までに全面実施すると表明した。

 ユーロ円は強含み。17時時点では161.97円と15時時点(161.42円)と比べて55銭程度のユーロ高水準だった。リスクオフの後退が下支えとなるなか、ドル円の上昇につられ162.04円まで上値を伸ばした。また、ポンド円は192.17円、豪ドル円は93.48円、加ドル円は102.87円まで高値を更新した。
 
本日これまでの参考レンジ
ドル円:147.68円 - 148.65円
ユーロドル:1.0888ドル - 1.0922ドル
ユーロ円:161.16円 - 162.04円

(金)


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