東京外国為替市場概況・10時 ドル円、年初来安値更新

市場概況
 11日の東京外国為替市場でドル円は年初来安値更新。10時時点では146.75円とニューヨーク市場の終値(147.27円)と比べて52銭程度のドル安水準だった。小幅に反発して始まったダウ先物がマイナス圏に入ると、ドル円は146.78円まで下押しした。ただ、1月の本邦消費支出が弱く、10-12月期実質国内総生産(GDP)の改定値が下方修正されるとドル円は147.10円近辺まで反発。しかし、日経平均が大幅反落し、時間外の米10年債利回りが4.15%台まで低下すると、再び売り圧力が増し昨年10月4日以来となる146.54円まで下値を広げた。

 ユーロドルは堅調。10時時点では1.0851ドルとニューヨーク市場の終値(1.0834ドル)と比べて0.0017ドル程度のユーロ高水準だった。米長期金利の低下や、対円でドル売りが進んでいることで1.0854ドルまで買われ堅調地合いを維持している。

 ユーロ円は弱含み。10時時点では159.25円とニューヨーク市場の終値(159.54円)と比べて29銭程度のユーロ安水準だった。日経平均の900円を超える大幅反落や、反発していたダウ先物が270ドルを超えて下がるとユーロ円も158.98円まで弱含んだ。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:146.54円 - 147.30円
ユーロドル:1.0830ドル - 1.0854ドル
ユーロ円:158.98円 - 159.59円


(松井)


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