東京マーケットダイジェスト・19日 NZドル下値堅い・株安

スポット
ドル円:1ドル=151.75円(前営業日NY終値比▲0.31円)
ユーロ円:1ユーロ=158.68円(▲0.16円)
ユーロドル:1ユーロ=1.0456ドル(△0.0010ドル)
日経平均株価:39164.61円(前営業日比▲105.79円)
東証株価指数(TOPIX):2767.25(▲8.26)
債券先物3月物:138.98円(△0.05円)
新発10年物国債利回り:1.435%(△0.005%)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標)
       <発表値>    <前回発表値>
12月機械受注(船舶・電力除く民需)
前月比    ▲1.2%       3.4%
前年同月比   4.3%       10.3%
1月貿易統計(通関ベース)
季節調整前  2兆7588億円の赤字 1325億円の黒字・改
季節調整済  8566億円の赤字   2210億円の赤字・改

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は上値が重い。高田日銀審議委員の発言を受けて神経質に振れる場面があったものの、次第に買いが強まり、11時過ぎには152.31円まで値を上げた。ただ、その後は151.60円まで失速。日銀の利上げ観測が手掛かりとなり、新発10年物国債利回りが2009年11月以来の高水準となる1.435%まで上昇したことが相場の重しとなった。
 なお、高田日銀審議委員は「一段のギアシフト、金融緩和度合いの更なる調整を進めることが必要」「実質金利のマイナス幅はまだある」などの見解を示した。

・NZドルは下値が堅い。NZ準備銀行(RBNZ)はこの日、市場予想通りに政策金利を現行の4.25%から3.75%へと引き下げた。声明文では「第2四半期に政策金利の更なる引き下げを予想」「経済状況が予測どおりに推移すれば、2025年を通じて政策金利をさらに引き下げる余地がある」などの見解が示された。声明文を手掛かりに一時NZドル売りが進む場面も見られたが、今後の利下げ幅は25bpずつに縮小する見込みとなったこともあり、一巡後は買い戻しが優勢に。対ドルでは0.5678ドルから0.5730ドルまで反発。対円でも86.17円の安値を付けた後に87.03円まで下値を切り上げた。

・ユーロ円は上値が重い。11時過ぎに159.13円まで上昇したものの、昨日高値の159.20円には届かず、その後は158円台半ばまで押し戻された。総じてドル円につれた動きとなった。

・ユーロドルは小高い。しばらくは昨日終値付近でのもみ合いとなっていたが、ドル円の下落につれて1.0461ドルまでやや値を上げた。

・日経平均株価は3営業日ぶりに反落。日銀の追加利上げ観測が相場の重しとなったほか、トランプ米政権による関税強化策を警戒する売りも出た。指数は一時270円超安まで下押す場面があったが、新規の取引材料を欠く中で売りも長続きせず、その後は下げ渋った。

・債券先物相場は3営業日ぶりに反発。日銀の国債買い入れオペで需給の引き締まりが意識されたことから買いが入った一方、日銀の早期利上げ観測を手掛かりにした売りも根強く、相場は方向感が出なかった。

(岩間)


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