香港株サマリー(17日)

市場概況
小反落、方向感欠く 利益確定売りが重荷

 週明け17日の香港市場で、ハンセン指数は小幅に反落。終値は前営業日比0.02%安の22616.23ポイントだった。中国企業指数は0.09%安の8323.67ポイント。メインボードの売買代金は概算で4002億3000万HKドルと大商い。

 ハンセン指数は高く始まったものの、中盤以降は前週末終値を挟んで一進一退の展開。前週末終値は約4カ月ぶり高値だったとあって利益確定売りが重荷となった。ただ、人工知能(AI)の関連銘柄を物色する動きが相場を下支えし、売買代金が膨らんだ。国営新華社によると、中国の習近平国家主席が同日午前に開かれた民営企業座談会に出席して「重要講話」を発表したが、重要講話の内容は伝わっていない。セクター別では情報技術と公共事業が上昇した半面、素材と一般消費財が下落した。

 ハンセン指数構成銘柄では、テンセント(00700)が買われて相場の上昇を主導。同社の対話アプリ「微信」が中国発の大規模言語モデル「DeepSeek(ディープシーク)」を使った検索サービスの試験提供を始めたと伝わった。通信キャリアのチャイナ・ユニコム(00762)、即席麺大手の康師傅控股(00322)は大幅に続伸。半導体ファウンドリーのSMIC(00981)、太陽光パネル用ガラスの信義光能(00968)も高い。半面、前週末に大幅高だった百度(09888)、BYDエレクトロニック(00285)、京東健康(06618)が売られた。

 ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は0.49%安の5499.26ポイントと反落。動画プラットフォームのビリビリ(09626)、医薬品ネット通販の京東健康と阿里健康(00241)が安い。半面、SMICと同業の華虹半導体(01347)が17%超上昇。電気自動車メーカーの小鵬汽車(09868)の続伸も目立った。

(山下)


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