NY株式サマリー(12日)=ダウ225ドル安 CPI上昇を嫌気 ナスダックはプラス圏で終了

市場概況
◆ダウ平均: 44368.56 -225.09 -0.50%
◆S&P500: 6051.97 -16.53 -0.27%
◆NASDAQ: 19649.95 +6.09 +0.03%

 12日のNY株式相場はおおむね下落。注目された米1月消費者物価指数(CPI)が予想を上回る伸びとなり、インフレの長期化懸念や利下げ期待の後退が重しとなった。ただ、米政権が医薬品や自動車などに対する相互関税を免除することを検討しているとのロイター報道を受けてセンチメントが改善した。ダウ平均は下落してスタート後、一時489ドル安まで下落したが、225.09ドル安(-0.50%)と下落幅を縮小して終了。S&P500も1.08%安まで下落後、0.27%安で終了し、ともに3日ぶりに反落した。ハイテク株主体のナスダック総合は1.16%安まで下落したが、0.03%高とわずかながらプラス圏で終了した。S&P500の11セクターはエネルギー(-2.69%)を筆頭に不動産、素材、資本財、金融など9セクターが下落し、生活必需品とコミュニケーションの2セクターが小幅に上昇した。センチメントは改善。投資家の不安心理を示すVIX指数は一時17.18ポイントまで上昇したが、前日の16.02ポイントを下回る15.89ポイントで終了した。

 寄り前に発表された1月CPIは前月比+0.5%と前月の+0.4%や予想の+0.3%を上回る伸びとなり、前年比でも+3.0%と12月や予想の+2.9%を上回った。変動の大きい食品、エネルギーを除くコアCPIも前月比+0.4%、前年比+3.3%とともに予想を上回った。強い1月CPIを受けて米10年債利回りは前日の4.537%から4.626%に上昇した。市場では利下げ期待が大きく後退し、一部では年内の利上げの可能性も意識された。


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