中国株サマリー(7日)

市場概況
続伸、後場に上げ幅縮小も年初来高値を更新

 7日の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。終値は前日比1.01%高の3303.67ポイントだった。深セン成分指数は1.75%高の10576.00ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆9602億4500万元だった。

 上海総合指数は小安く寄り付いたものの、ほどなくして切り返した。心理的節目の3300ポイントを回復すると、後場前半にかけて上げ幅を拡大した。低コストの大規模言語モデル「DeepSeek(ディープシーク)」の登場を受けて国内で人工知能(AI)応用が加速するとの期待が高まるなか、テック株など関連銘柄への買いが続き、指数を押し上げた。ただ、後場中盤には急速に上げ幅を縮め、3300ポイントを割り込む場面もあった。週末を前に持ち高調整の売りが出たもよう。終盤には再び上向きに転じ、終値ベースで昨年12月31日以来の高値を更新した。

 セクター別では、太陽光発電設備、投資・金融関連、自動車サービスが全面高。ソフトウエア開発、医療サービス、自動車なども買われた。半面、銀行、レアメタルの一角が軟調だった。

 A株市場では、テック株の用友網絡科技(600588)がストップ高となったほか、富士康工業互聯網(601138)、上海宝信ソフト(600845)なども大幅高。前日にストップ高を付けた自動車・電池メーカーのBYD(002594)と自動車部品メーカーの恵州市徳賽西威汽車電子(002920)が大幅に続伸。不動産大手の万科企業(000002)、太陽光発電関連の晶澳太陽能科技(002459)、隆基緑能科技(601012)なども買いを集めた。半面、バスメーカーの鄭州宇通客車(600066)、ゲーム関連の完美世界(002624)、油圧シリンダーメーカー大手の江蘇恒立液圧(601100)、通信設備の中興通訊(000063)などが売られた。

 上海B株指数は0.58%高の267.27ポイント、深センB株指数は0.3%高の1207.27ポイント。


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