東京外国為替市場概況・12時 ドル円、下げ渋り

市場概況
 6日の東京外国為替市場でドル円は下げ渋り。12時時点では152.26円とニューヨーク市場の終値(152.61円)と比べて35銭程度のドル安水準だった。長野県金融経済懇談会における田村日銀審議委員の挨拶要旨が伝わり、追加利上げに前向きな内容と捉えた投機筋が円買いに走った。152円を割り込むと昨年12月12日安値に迫る151.82円までドル安円高が進行。田村委員は中立金利について「最低でも1%程度」との見解を示し、物価目標を達成するために「2025年度後半には少なくとも1%程度まで短期金利引き上げが必要」と述べた。
 もっともタカ派として知られた日銀審議委員の発言でもあり、円買いは続かず。一巡後にドル円は152.30円手前まで下値を切り上げた。

 ユーロ円は下げ一服。12時時点では158.28円とニューヨーク市場の終値(158.75円)と比べて47銭程度のユーロ安水準だった。ドル円同様に田村日銀審議委員のタカ派的な見解を受けて円買いが進み、3日安値157.97円を割り込んで157.92円まで下値を広げた。ただこちらも一巡後は持ち直す動きとなり、158円台を回復すると158.30円超えまで水準を戻した。

 ユーロドルは12時時点では1.0395ドルとニューヨーク市場の終値(1.0403ドル)と比べて0.0008ドル程度のユーロ安水準だった。動意自体は鈍かったが、1.04ドル超えの重さを確認すると1.0391ドルまで下押した。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:151.82円 - 152.75円
ユーロドル:1.0391ドル - 1.0405ドル
ユーロ円:157.92円 - 158.86円


(小針)


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