スポット
(27日終値)
ドル・円相場:1ドル=154.51円(前営業日比▲1.49円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=162.12円(▲1.56円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0492ドル(▲0.0005ドル)
ダウ工業株30種平均:44713.58ドル(△289.33ドル)
ナスダック総合株価指数:19341.84(▲612.46)
10年物米国債利回り:4.53%(▲0.09%)
WTI原油先物3月限:1バレル=73.17ドル(▲1.49ドル)
金先物2月限:1トロイオンス=2738.4ドル(▲40.5ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
<発表値> <前回発表値>
12月米新築住宅販売件数
(前月比) 3.6% 9.6%・改
(件数) 69.8万件 67.4万件・改
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は3日続落。中国の新興企業ディープシーク(DeepSeek)の最新AIモデルが米ハイテク企業の優位性を脅かすとの懸念から、ハイテク株中心に米株価指数先物が急落するとリスク回避の円買い・ドル売りが優勢となった。20時30分過ぎには一時153.72円と昨年12月18日以来の安値を付けた。米長期金利の指標となる米10年債利回りが4.49%台まで低下したことも相場の重し。
ただ、売り一巡後は下げ渋る展開に。米10年債利回りが4.56%台まで低下幅を縮めたほか、大幅安で始まったダウ平均が上げに転じたことなどが相場を下支えした。4時30分過ぎには154.72円付近まで下値を切り上げた。
・ユーロドルは3日ぶりに小反落。欧州時間発表の1月独Ifo企業景況感指数が予想を上回ったことなどを受けてユーロ買い・ドル売りが先行。米長期金利の低下に伴うユーロ買い・ドル売りも入り、22時過ぎに一時1.0533ドルと昨年12月17日以来の高値を付けた。
ただ、米長期金利が低下幅を縮めると次第に上値が重くなった。4時過ぎには1.0479ドル付近まで押し戻された。
・ユーロ円は反落。米株価指数先物の急落などを背景にリスク・オフの円買い・ユーロ売りが入り、欧州時間には一時161.55円まで値を下げた。ただ、NY市場に入るとドル円の下げ渋りや現物のダウ平均の持ち直しなどを手掛かりに買い戻しが入り、下げ幅を縮めた。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は反発。中国の新興企業DeepSeekの最新AIモデルが米ハイテク企業の優位性を脅かすとの懸念から、半導体関連やAI関連株に売りが先行。指数は一時400ドル近く下落した。ただ、ディフェンシブ株や消費関連株に買いが入ると上げに転じた。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は大幅に続落した。
・米国債券相場で長期ゾーンは続伸。中国のAI台頭が警戒されて米ハイテク株が急落すると、相対的に安全資産とされる米国債に買いが入った。
・原油先物相場は反落。先週末は小反発で引けたが、依然として上値の重さは変わらず一時2ドル超下げた。ナスダック総合が大幅安になっていることで、原油市場もネガティブなセンチメントが続いた。また、トランプ米大統領が来週のOPEC+の会合で増産圧力を加えているが、OPEC+は現在の供給政策を維持する見込みと一部通信社が報じている。
・金先物相場は反落。米株指数先物が軟調な動きをみせドル安が進むと、ドルで取引される金先物は割安感から買われる場面があった。しかしながら、今週の米連邦公開市場委員(FOMC)では利下げは回避され金利据え置きが濃厚なこともあり、金利のつかない金先物は徐々に上値が抑えられると引けにかけては下げ幅を広げた。
(中村)
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ドル・円相場:1ドル=154.51円(前営業日比▲1.49円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=162.12円(▲1.56円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0492ドル(▲0.0005ドル)
ダウ工業株30種平均:44713.58ドル(△289.33ドル)
ナスダック総合株価指数:19341.84(▲612.46)
10年物米国債利回り:4.53%(▲0.09%)
WTI原油先物3月限:1バレル=73.17ドル(▲1.49ドル)
金先物2月限:1トロイオンス=2738.4ドル(▲40.5ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
<発表値> <前回発表値>
12月米新築住宅販売件数
(前月比) 3.6% 9.6%・改
(件数) 69.8万件 67.4万件・改
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は3日続落。中国の新興企業ディープシーク(DeepSeek)の最新AIモデルが米ハイテク企業の優位性を脅かすとの懸念から、ハイテク株中心に米株価指数先物が急落するとリスク回避の円買い・ドル売りが優勢となった。20時30分過ぎには一時153.72円と昨年12月18日以来の安値を付けた。米長期金利の指標となる米10年債利回りが4.49%台まで低下したことも相場の重し。
ただ、売り一巡後は下げ渋る展開に。米10年債利回りが4.56%台まで低下幅を縮めたほか、大幅安で始まったダウ平均が上げに転じたことなどが相場を下支えした。4時30分過ぎには154.72円付近まで下値を切り上げた。
・ユーロドルは3日ぶりに小反落。欧州時間発表の1月独Ifo企業景況感指数が予想を上回ったことなどを受けてユーロ買い・ドル売りが先行。米長期金利の低下に伴うユーロ買い・ドル売りも入り、22時過ぎに一時1.0533ドルと昨年12月17日以来の高値を付けた。
ただ、米長期金利が低下幅を縮めると次第に上値が重くなった。4時過ぎには1.0479ドル付近まで押し戻された。
・ユーロ円は反落。米株価指数先物の急落などを背景にリスク・オフの円買い・ユーロ売りが入り、欧州時間には一時161.55円まで値を下げた。ただ、NY市場に入るとドル円の下げ渋りや現物のダウ平均の持ち直しなどを手掛かりに買い戻しが入り、下げ幅を縮めた。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は反発。中国の新興企業DeepSeekの最新AIモデルが米ハイテク企業の優位性を脅かすとの懸念から、半導体関連やAI関連株に売りが先行。指数は一時400ドル近く下落した。ただ、ディフェンシブ株や消費関連株に買いが入ると上げに転じた。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は大幅に続落した。
・米国債券相場で長期ゾーンは続伸。中国のAI台頭が警戒されて米ハイテク株が急落すると、相対的に安全資産とされる米国債に買いが入った。
・原油先物相場は反落。先週末は小反発で引けたが、依然として上値の重さは変わらず一時2ドル超下げた。ナスダック総合が大幅安になっていることで、原油市場もネガティブなセンチメントが続いた。また、トランプ米大統領が来週のOPEC+の会合で増産圧力を加えているが、OPEC+は現在の供給政策を維持する見込みと一部通信社が報じている。
・金先物相場は反落。米株指数先物が軟調な動きをみせドル安が進むと、ドルで取引される金先物は割安感から買われる場面があった。しかしながら、今週の米連邦公開市場委員(FOMC)では利下げは回避され金利据え置きが濃厚なこともあり、金利のつかない金先物は徐々に上値が抑えられると引けにかけては下げ幅を広げた。
(中村)
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DZH Finacial Research
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