NY株式サマリー(13日)=ダウ358ドル高と反発 ナスダック総合は4日続落

市場概況
◆ダウ平均: 42297.12 +358.67 +0.86%
◆S&P500: 5836.22 +9.18 +0.16%
◆NASDAQ: 19088.10 -73.53 -0.38%

 13日のNY株式相場は高安まちまち米10年債利回りの上昇が続いたことで、2024年に相場上昇をけん引したエヌビディア、パランティアなどのハイテク株に利益確定売りが続きナスダック総合が下落した一方、ユナイテッドヘルス、キャタピラーなどが上昇し、ダウ平均を押し上げた。ダウ平均は朝方に93ドル安まで下落したものの、取引終盤に381ドル高まで上昇し、358.67ドル高(+0.86%)で終了。S&P500も0.92%安まで下落後、0.16%高で終了し、ともに反発した。一方、ハイテク株主体のナスダック総合は一時1.72%安まで下落し、0.38%安で終了。先週火曜日から4営業日続落となった。

 S&P500の11セクターはエネルギー、素材、ヘルスケア、不動産、資本財など7セクターが上昇し、公益、IT、コミュニケーションなど4セクターが下落した。米10年債利回りは先週末の4.774%から4.788%に上昇(価格は下落)。一時、4.805%まで上昇し、2023年11月以来の高水準となった。先週末の米12月雇用統計が強い結果となったことで、利下げ期待の後退が米債相場の重しとなった。

 今週は第4四半期決算発表シーズンがスタートし、水曜日発表予定のJPモルガン・チェースが1.81%高、シティグループが1.92%高、ゴールドマン・サックスが0.53%高となった。経済指標では火曜日に12月生産者物価指数(PPI)、水曜日に12月消費者物価指数(CPI)が発表予定で、先行きの利下げを巡り物価指標に注目が集まる。

(小針)


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