NY株式サマリー(7日)=ダウ178ドル安と続落 ナスダックは約2%安

市場概況
◆ダウ平均: 42528.36 -178.20 -0.42%
◆S&P500: 5909.03 -66.35 -1.11%
◆NASDAQ: 19489.68 -375.30 -1.89%

 7日のNY株式相場は下落。12月ISM非製造業PMIなどの経済指標が予想を上回る強い結果となり米10年債利回りが上昇したことが重しとなる中、エヌビディアが上場来高値を更新後に利益確定売りに押され大きく反落し、メガ・キャップに売りが広がった。ダウ平均は224ドル高まで上昇後、325ドル安まで下落し、178.2ドル安(-0.42%)と2日続落して終了。前日まで2日続伸したS&P500も0.42%高まで上昇後、1.42%安まで下落し、1.11%安で終了。ハイテク株主体のナスダック総合は一時2.23%安まで下落し、1.89%安と3日ぶりに大幅反落して終了した。PC向けのAIチップを発表したエヌビディアは一時2.48%高まで上昇し、1カ月半ぶりに取引時間中の最高値を更新したが、6.22%安と4日ぶりに大幅反落して終了。アナリストが投資判断を引き下げたテスラも4.06%下落し、アップル、マイクロソフト、メタも1%超下落した。S&P500の11セクターはエネルギー、ヘルスケアの2セクターが上昇し、IT、一般消費財、コミュニケーション、不動産など9セクターが下落した。

 寄り後に発表された12月ISM非製造業PMIは54.1と11月分の52.1や市場予想の53.3を上回り、11月JOLTS求人件数も809.8万件と予想の770万件を上回った。強い経済指標を受けて米10年債利回りは前日の4.616%から一時4.699%と昨年4月26日以来の水準まで上昇し、4.687%で終了した。センチメントは悪化。投資家の不安心理を示すVIX指数は前日の16.04ポイントから17.82ポイントに上昇した。


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