東京外国為替市場概況・17時 ドル円、下値広げる

市場概況
 2日午後の東京外国為替市場でドル円は下値を広げる動き。17時時点では156.68円と15時時点(157.20円)と比べて52銭程度のドル安水準だった。中国株の下げ幅拡大の動きも嫌気され、リスクオフの円買いが優勢。ドル円は再び157円を割り込むと156.44円まで安値を更新した。上海総合指数が引けにかけて一時3%超安まで大きく値を下げるなど、年明けの中国株は大幅安のスタートとなった。

 ユーロ円は弱含む。17時時点では162.38円と15時時点(162.92円)と比べて54銭程度のユーロ安水準だった。中国の景況感悪化を背景にリスクオフの円買いが進み、162.21円までレンジ下限を広げた。また、ポンド円は196.00円、豪ドル円は97.12円、加ドル円は108.68円まで安値を更新した。
 
 ユーロドルは底堅い。17時時点では1.0363ドルと15時時点(1.0363ドル)とほぼ同水準だった。時間外の米長期金利が低下して始まった動きも支えに、1.0370ドルを挟んで底堅い動きも値動きは鈍い。この後はユーロ圏と独・仏などで12月製造業購買担当者景気指数(PMI)・改定値の発表が予定されている。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:156.44円 - 157.78円
ユーロドル:1.0345ドル - 1.0375ドル
ユーロ円:162.21円 - 163.32円

(金)


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