東京外国為替市場概況・15時 ドル円、強含み

市場概況
 30日午後の東京外国為替市場でドル円は強含み。15時時点では157.85円と12時時点(157.80円)と比べて5銭程度のドル高水準だった。大納会の日経平均株価は4万円を割り込んでいるものの、39900円台で下げ幅を縮小していることで、157.95円前後まで強含みに推移した。

 ユーロ円は小高い。15時時点では164.60円と12時時点(164.55円)と比べて5銭程度のユーロ高水準だった。日経平均株価が下げ幅を縮小していることで、164.70円前後まで強含みに推移した。

 ユーロドルは様子見。15時時点では1.0425ドルと12時時点(1.0425ドル)とほぼ同水準だった。年末のロンドン・フィキシングを控えて、来年1月2日のNYカットオプション(1.0400ドル・1.0450ドル)の狭間での小動きに終始した。

 人民元(CNH)は対ドルで7.3098元までドル高・元安が進行した。潘中国人民銀行総裁が「他の主要経済国の中央銀行と比較すると、この水準はまだ調整の余地がある」と発言したことや香港上場の中国企業による配当金の支払い増加などが元売りの背景にあるもよう。

 オセアニア通貨は堅調推移。豪ドル/ドルは0.6247ドル、豪ドル円は98.61円、NZドル/ドルは0.5659ドル、NZドル円は89.34円まで上値を伸ばした。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:157.64円 - 157.99円
ユーロドル:1.0418ドル - 1.0434ドル
ユーロ円:164.23円 - 164.76円

(山下)


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