NY株式サマリー(27日)=ダウ333ドル安と6日ぶりに反落 週間では4週ぶりの反発

市場概況
◆ダウ平均: 42992.21 -333.59 -0.77%
◆S&P500: 5970.84 -66.75 -1.11%
◆NASDAQ: 19722.03 -298.33 -1.49%

 27日のNY株式相場は下落。米大統領選後に大きく上昇したテスラ(-4.95%)や、年初から170%以上上昇したエヌビディア(-2.09%)、連日で上場来高値を更新し、時価総額が4兆ドルに迫ったアップル(-1.32%)などのハイテク・ジャイアントが利益確定売りに押され、相場の下落を主導した。米10年債利回りが前日の4.579%から4.629%に上昇したことも重しとなった。ダウ平均は軟調にスタートすると、一時564ドル安まで下げ幅を広げ、333.59ドル安(-0.77%)で終了。6営業日ぶりの反落となった。S&P500とナスダック総合も終日マイナス圏で推移し、それぞれ1.11%安、1.49%安で終了。ともに2日続落となった。ただ、週間ではダウ平均が0.35%高と4週ぶりに反発し、S&P500も0.67%高と3週ぶりに反発。ナスダック総合は0.76%高と反発し、ダウ平均、S&P500をアウトパフォームした。12月月初来ではダウ平均が4.27%安、S&P500が1.02%安となった一方、ナスダック総合は2.62%高と2カ月続伸ペースとなった。

 業種別ではS&P500の全11セクターが下落。一般消費財、IT、コミュニケーションが1%超下落し、不動産、資本財、金融も0.8%超下落した。半導体株はエヌビディアのほか、スーパー・マイクロ・コンピューターが5.22%安となり、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は1.01%安と5営業日ぶりに反落した。センチメントは悪化。投資家の不安心理を示すVIX指数は前日の14.73ポイントから15.95ポイントに上昇した。



(羽土)


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