中国株サマリー(26日)

市場概況
反発、前日終値を挟んでもみ合い 3400ポイント付近で上値重い

 26日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反発。終値は前日比0.14%高の3398.08ポイントだった。深セン成分指数は0.67%高の10673.97ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆2724億6000万元だった。

 上海総合指数は安く寄り付いたものの、中盤以降は前日終値を挟んでもみ合った。香港や欧米市場がクリスマスで休場となるなか、市場全体を動かす材料が乏しかった。年末を前に持ち高調整の売りが重荷となったものの、中国当局による財政出動などに対する根強い期待が下値を支えた。心理的節目の3400ポイント付近では上値の重さが目立った。

 セクター別では、電源設備、通信設備、商業・百貨店、電子部品などが高い。半面、電力、石炭、医薬品販売、銀行などが下げた。

 A株市場では、小売り大手の永輝超市(601933)、通信設備メーカーの中興通訊(000063)、産業システム開発会社の上海宝信ソフト(600845)が大幅に続伸。電子部品メーカーの浙江三花智能控制(002050)、テック株の歌爾(002241)、紫光(000938)、欧菲光集団(002456)、自動車部品メーカーの恵州市徳賽西威汽車電子(002920)、寧波均勝電子(600699)なども上昇が目立った。半面、建材大手の安徽コンチセメント(600585)、北新集団建材(000786)、シリコンウエハーメーカーのTCL中環新能源科技(002129)、石炭輸送の大秦鉄路(601006)、インフラ建設の中国交通建設(601800)などが売られた。

 上海B株指数は0.72%高の267.04ポイント、深センB株指数は0.23%高の1214.82ポイントだった。


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