中国株サマリー(18日)

市場概況
4日ぶり反発、プラス圏で堅調に推移 半導体株など高い

 18日の中国本土株式市場で、上海総合指数は4営業日ぶりに反発。終値は前日比0.62%高の3382.21ポイントだった。深セン成分指数は0.44%高の10584.27ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆3605億2300万元だった。

 上海総合指数は終日プラス圏で推移した。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を前に様子見ムードは強かったものの、指数は前日まで3営業日続落し、終値で11月29日以来およそ2週間ぶりの安値を付けた後とあって、値ごろ感の出た銘柄を中心に買い戻す動きが広がった。また、中国の国務院(内閣に相当)が国有資産監督管理委員会(国資委)直轄の国有企業(中央企業)について、買収・再編や市場化改革、株主還元、自社株買い・株式買い増しなどを通じて上場企業の市場価値管理を強化するよう指示したことも好感された。セクター別では、半導体や通信サービス、コンピューター設備などが買われた半面、観光・ホテルや食品・飲料、酒造などが売られた。

 A株市場では、海能達通信(002583)がストップ高を付けたほか、中興通訊(000063)や北方華創科技集団(002371)、上海汽車集団(600104)などの上昇も目立った。半面、奥飛娯楽(002292)や洽洽食品(002557)、江蘇恒立液圧(601100)などが売られた。

 上海B株指数は0.80%高の271.87ポイント、深センB株指数は0.38%高の1226.72ポイント。


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