NY株式サマリー(17日)=ダウ8日続落 ナスダックは2日続伸し過去最高値を更新

市場概況
◆ダウ平均: 43717.48 -110.58 -0.25%
◆S&P500: 6074.08 +22.99 +0.38%
◆NASDAQ: 20173.89 +247.17 +1.24%

 16日のNY株式相場は高安まちまち。水曜日の米連邦公開市場委員会(FOMC)結果公表を控え、テスラ、アルファベット、アマゾンなどのハイテク株が買われ、S&P500とナスダック総合が上昇した一方、ユナイテッドヘルスの下落が重しとなったダウ平均が下落した。ダウ平均は朝方に123ドル高まで上昇したが、110.58ドル安(-0.25%)と8営業日続落して終了し、2018年以来の長期続落を記録した。一方、S&P500は終日プラス圏で推移し、0.38%高と3営業日ぶりに反発。ハイテク株主体のナスダック総合は1.24%高と大幅に2営業日続伸し、先週末に続いて取引時間中の史上最高値を更新。終値でも3営業日ぶりに最高値を更新した。S&P500の11セクターは一般消費財、コミュニケーション、ITなど4セクターが上昇し、エネルギー、ヘルスケア、素材、公益、不動産など7セクターが下落した。上昇率トップの一般消費財ではテスラが6.14%高、アマゾンが2.40%高となり、コミュニケーションではアルファベットが3.60%高。ITでは好決算や強い見通しが好感され先週末に24%超上昇したブロードコムが11.21%高と大幅続伸し、アップルも1.17%上昇した一方、エヌビディアが1.68%安と3日続落した。

 水曜日に結果が公表されるFOMCでは0.25%の利下げが確実視されているが、2025年の利下げ見通しを巡り、FOMCメンバーのFF金利見通し(ドット・プロット)が注目される。市場では2025年に3回、又は4回の利下げを予想しており、ドット・プロットが市場予想に沿ったものとなれば、年末に向かってもう一段の株価上昇が期待できそうだ。

(小針)


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