東京外国為替市場概況・10時 ドル円、下値堅い

市場概況
 16日の東京外国為替市場でドル円は下値が堅い。10時時点では153.81円とニューヨーク市場の終値(153.65円)と比べて16銭程度のドル高水準だった。9時過ぎに153.33円まで下押す場面があったものの、その後は日経平均株価の上昇などを支えに切り返し、仲値にかけて153.90円まで値を上げた。前週から相次いで伝わっている日銀の利上げ見送り報道も依然として相場の支えとなっている。

 ユーロ円も下値が堅い。10時時点では161.72円とニューヨーク市場の終値(161.37円)と比べて35銭程度のユーロ高水準だった。9時過ぎから強まった円売りの流れに沿った。朝方につけた安値の160.68円から161.87円まで切り返しており、本日の値幅はすでに1円以上と荒い値動きとなっている。

 ユーロドルは小高い。10時時点では1.0514ドルとニューヨーク市場の終値(1.0501ドル)と比べて0.0013ドル程度のユーロ高水準だった。朝方の売り一巡後はユーロ円などの上昇につれて下値を切り上げる展開に。一時1.0519ドルまで上昇し、前週末高値の1.0524ドルに迫った。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:153.33円 - 153.90円
ユーロドル:1.0484ドル - 1.0519ドル
ユーロ円:160.68円 - 161.87円

(岩間)


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