東京マーケットダイジェスト・11日 円伸び悩み・株持ち直し

スポット
ドル円:1ドル=151.75円(前営業日NY終値比▲0.20円)
ユーロ円:1ユーロ=159.70円(▲0.27円)
ユーロドル:1ユーロ=1.0524ドル(▲0.0003ドル)
日経平均株価:39372.23円(前営業日比△4.65円)
東証株価指数(TOPIX):2749.31(△7.90)
債券先物12月物:142.97円(▲0.11円)
新発10年物国債利回り:1.065%(△0.005)
ユーロ円TIBOR3カ月物:0.38400%(横ばい)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標) 
     <発表値>    <前回発表値>
10-12月期法人企業景気予測調査
大企業業況判断指数(BSI、全産業)
        5.7       5.1
大企業業況判断指数(BSI、製造業)
        6.3       4.5
11月企業物価指数
前月比     0.3%     0.3%・改
前年同月比   3.7%     3.6%・改

(各市場の動き)
・ドル円は下げ渋り。昨日まで2日連続で上伸したことで調整のドル売り・円買いが入りやすい中、日経平均の軟調推移が重しとなり151.42円まで下落。もっとも、その後は時間外の米10年債利回りが4.23%台まで上昇したほか、日経平均が下げ幅を縮小したこともあり、151.70円台までやや値を戻した。

・ユーロ円も下げ渋り。本邦株安が重しとなる中で全般的に円買いが優勢となると159.44円まで下落したが、下げ一巡後はドル円に連れて159.70円台までやや値を戻した。

・ユーロドルは上値が重い。ドル円でのドル売りに影響されて1.0539ドルまで値を上げるも、日足・一目均衡表の転換線1.0846ドルが目先の抵抗として意識されると、米長期金利が上昇したこともあり、1.0521ドルまで失速した。

・日経平均株価は小幅ながら3日続伸。前日の米株安の影響を受けて上値重く推移すると、下げ幅は一時250円超に達した。ただ、後場に入り下げ幅を縮小する動きとなると、引けにかけてプラス圏を回復して取引を終えた。

・債券先物相場は続落。前日に米国債が下落した影響を受け、国内債も売りが波及。もっとも、今晩の11月米消費者物価指数(CPI)を見極めたいとのムードも根強く、下押しも限られた。

(川畑)


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