NY株式サマリー(27日)=ダウ138ドル安と6日ぶりに反落 感謝祭を控え調整売り

市場概況
◆ダウ平均:44722.06 -138.25 -0.31%
◆S&P500:5998.74 -22.89 -0.38%
◆NASDAQ:19060.48 -115.10 -0.60%

 27日のNY株式相場は反落。翌日が感謝祭の祝日で休場、金曜日が午後1時までの短縮取引で、薄商いの中、祝日を控えた利益確定売りが優勢だった。ダウ平均は一時142ドル高まで上昇し、3日連続で取引時間中の史上最高値を更新したが、138.25ドル安(-0.31%)で終了し、6日ぶりに反落した。S&P500は終日マイナス圏で推移し、0.38%安と8日ぶりに反落。ハイテク株主体のナスダック総合も0.60%安と5日ぶりに反落した。ただ、週初来ではダウ平均が0.96%高、S&P500が0.49%高、ナスダック総合が0.30%高とそろって2週続伸ペースとなり、11月月初来ではダウ平均が7.08%高、S&P500が5.14%高、ナスダック総合が5.33%高と大幅反発ペースとなった。

 利下げ見通しを巡り注目された10月個人消費支出(PCE)価格指数は前年比+2.3%と9月分の+2.1%から伸びが加速したが、市場予想と一致し、変動の大きい食品、エネルギーを除くコアPCE価格指数も前年比+2.8%となり、予想と一致した。CMEのフェドウォッチ・ツールの12月米連邦公開市場委員会(FOMC)での0.25%の利下げ確率は67%と前日の59%から上昇し、政策金利の据え置き確率は33%に低下した。米10年債利回りは前日の4.302%から4.261%に低下(価格は上昇)。祝日を控えた持ち高調整の買いが優勢だった。

 S&P500の11セクターは不動産、ヘルスケア、金融など4セクターが上昇し、IT、一般消費財、資本財など7セクターが下落。下落率トップのITでは弱い業績見通しが嫌気されたデル・テクノローズとHPがそれぞれ12.25%安、11.36%安と急落した。時価総額上位のエヌビディアも1.15%下落した。

(小針)


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