日経平均サマリー(21日)

市場概況
日経平均は大幅続落 太平洋セメントが大幅上昇

 21日の日経平均は大幅続落。終値は326円安の38026円。まちまちの米国株を受けて前日終値近辺で寄り付いたものの、すぐに下げ幅を3桁に拡大。米国で決算を発表したエヌビディアが時間外で下落したことを嫌気して、半導体株の多くが売り込まれた。節目の38000円を割り込んだところで売りは一巡。ただ、下に値幅が出たことで戻りは限られ、9時半以降は安値圏でのもみ合いが続いた。後場に入ると38000円近辺で動意自体が乏しくなったが、終値ではかろうじて38000円を上回った。大型株が弱い一方で新興銘柄は強く、グロース250指数は高く始まり、終日プラス圏で推移した。

 東証プライムの売買代金は概算で3兆7200億円。業種別ではプラスは非鉄金属、銀行、繊維の3業種のみ。鉱業、精密機器、小売などの下げが大きかった。証券会社が投資判断を引き上げた太平洋セメント<5233.T>が大幅上昇。半面、直近で買収観測を材料に急騰したKADOKAWA<9468.T>が利益確定売りに押されて大幅に下落した。


日経平均
 38026.17 -326.17
先物
 38040 -400
TOPIX
 2682.81 -15.48


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