東京外国為替市場概況・17時 ユーロドル、弱含み

市場概況
 11日午後の東京外国為替市場でユーロドルは弱含み。17時時点では1.0690ドルと15時時点(1.0717ドル)と比べて0.0027ドル程度のユーロ安水準だった。欧州勢は週明け売りで参入し、1.07ドルを割り込むと更に売り圧力が強まった。先週末8日安値1.0687ドルを割り込み、1.0686ドルまで下値を広げている。ドイツ政局の先行き不透明感が依然としてユーロの重しとなっているか。

 ドル円は底堅い。17時時点では153.63円と15時時点(153.52円)と比べて11銭程度のドル高水準だった。持ち高調整の売りに押されて、16時頃には153.32円まで下押す場面があった。もっとも一巡後は、ドルが対欧州通貨で買われたことにつれて切り返し、17時過ぎに153.75円まで日通し高値を更新している。
 なお衆院本会議で行われた首相指名選挙では、30年ぶりの決選投票まで進んだものの、大方の予想通りに石破首相が再選した。

 ユーロ円は伸び悩み。17時時点では164.23円と15時時点(164.54円)と比べて31銭程度のユーロ安水準だった。16時頃まではドル円につれて上値を切り下げ、その後はユーロドルの下げ幅拡大に引きずられて164.10円台まで値を落とした。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:152.64円 - 153.75円
ユーロドル:1.0686ドル - 1.0728ドル
ユーロ円:163.43円 - 164.66円




(小針)


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