東京外国為替市場概況・12時 ドル円、伸び悩み

市場概況
 7日の東京外国為替市場でドル円は伸び悩み。12時時点では154.43円とニューヨーク市場の終値(154.63円)と比べて20銭程度のドル安水準だった。154円半ばで上下が続いたが、一巡後は154.33円付近まで弱含む場面があった。米長期金利の上昇が一服し、日経平均も三桁安で前引けしており、昨日一気に進んだトランプ・トレードの調整がやや入っているもよう。ただし強い方向感はなく、12時前には154.40円台で下げ幅を縮めた。

 ユーロドルはじり高。12時時点では1.0736ドルとニューヨーク市場の終値(1.0729ドル)と比べて0.0007ドル程度のユーロ高水準だった。10時半前に下押すも1.0713ドル近辺で踏みとどまると再び1.0730ドル台まで持ち直し、1.0738ドルまで買われた。持ち高調整が中心の値動きだったが、ポンドドルが1.28ドル後半から1.2914ドルまで強含んだ影響も受けた。

 ユーロ円は底堅い。12時時点では165.80円とニューヨーク市場の終値(165.91円)と比べて11銭程度のユーロ安水準だった。前日比マイナス圏で推移する日経平均を眺めながら11時過ぎに165.49円まで売られた。もっともその後、ユーロドルの反発につれて下値を切り上げ、12時前にはドル円の下げ幅縮小も支えに165.80円台まで水準を戻した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:154.23円 - 154.71円
ユーロドル:1.0713ドル - 1.0738ドル
ユーロ円:165.49円 - 165.96円


(小針)


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