東京外国為替市場概況・10時 ドル円、底堅い

市場概況
 7日の東京外国為替市場でドル円は底堅い。10時時点では154.57円とニューヨーク市場の終値(154.63円)と比べて6銭程度のドル安水準だった。三村財務官の「行き過ぎた動きに対しては適切な対応をとっていきたい」などの発言が重しとなって154.23円まで売られたが、下げ一巡後は買い戻しが優勢となって154.71円まで切り返した。もっとも、買いの勢いが一服すると高く始まった日経平均が下げに転じたことも重しとなり、やや伸び悩んだ。

 ユーロ円は伸び悩み。10時時点では165.72円とニューヨーク市場の終値(165.91円)と比べて19銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の下げに連れて165.55円まで下落後に165.96円まで戻したが、本邦株安も重しとなって166円を前に伸び悩んだ。

 ユーロドルは上値が重い。10時時点では1.0721ドルとニューヨーク市場の終値(1.0729ドル)と比べて0.0008ドル程度のユーロ安水準だった。9時過ぎに1.0737ドルまでわずかに上値を広げるも一時的となり、その後は1.0721ドルまでやや値を下げた。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:154.23円 - 154.71円
ユーロドル:1.0721ドル - 1.0737ドル
ユーロ円:165.55円 - 165.96円

(川畑)


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